内部監査

チェックリストをやめた日本生協連

seikyou_audit.jpg日本生活協同組合連合会(日本生協連)の内部監査を取材しました。日本生協連では2013年度から、これまで使用していた内部監査のチェックリストを廃止しました。内部監査員が個人的に作成する分にはかまわないのですが、内部監査員全員が使う共通のチェックリストはやめたそうです。監査員が規格項番ごとに聞いたり、チェックリストに書かれたことしか質問しなかったり、といった弊害をなくすためです。ただ、チェックリストを使わずに監査を行うには、事前に被監査側の業務を相当理解しておく必要があります。

そこで、被監査側の業務の目的、顧客及び特徴、提供している製品及びその特徴を明確にし、業務がどのようなプロセスで動いているのかを、インプット・具体的な活動・アウトプットという要素で分析し、各プロセスでの目的・目標、必要な要因、リスク等を把握します。これらを「内部監査ポイント明確化シート」にまとめてから、監査に臨むことにしたのです。このシートを完成させるには、被監査側の業務に関する計画書、役割分担、要領書などの文書類に目を通しておく必要がありました。また、監査前には監査チームごとにミーティングも行ったそうです。こういった準備を行った結果、内部監査の所見には、改善につながる指摘がどんどん出てくるようになりました。

内部監査員教育にも力を入れました。約250名が内部監査員研修を受講し(写真は研修風景)、特に新任マネージャーには規格研修を含め丸2日間受けてもらったそうです。研修講師は山上裕司さんが担当しました。
(詳細はアイソス3月号で)

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