第三者審査

AEO認証はむずかしいか

bannnai.jpg本日、アムシックの奥村朋子さんのご紹介で、坂内広幸さん(写真)にお会いしました。坂内さんは、勤務先のAEO認証取得を主導した方で、通関士と安全保障貿易管理士の資格を持つ輸出管理業務のエキスパートです。

日本のAEO制度(簡単に言えば、コンプライアンス〈CP〉に優れた輸出入業者等を税関が認証する制度)の概要や認証審査の内容、輸出入業者の取り組み状況などについて話を聞きました。驚いたのは、申請した業者のうち、認証を取得したのは半分程度であることです(このへんがISO審査と大きく違う)。坂内さんに言わせると、「AEO認証はそれほどむずかしいことを要求しているわけではないと思います。むしろ、取り組む企業側が、CP体制を監督省庁ごとに縦割りで管理してしまい、縦割りCPを一元管理できていない点に問題があるのではないでしょうか。また、税関の審査官の指摘について企業側が正しく理解する必要があります。法令についてある程度の理解は不可欠です。さもないとISOの要求事項を理解せずに審査に挑むのと同じ事になってしまします。何度トライしても結果は同じです。特に通関業務をすべて乙仲に丸投げしてきたような企業は、まず、それを正す必要があると思います。それと、当然トップのCPに対する意識が低いとダメです。審査官は、誤魔化されません。受ける側の誠実さが大切です」とのこと。

このような状況なので、AEO認証の件数は微増で進行中です。このまま認証の質を落とさず、かつ認証取得業者を増やすことは、国際貿易のセキュリティを高める上で日本としても重要なことでしょう。ちなみにこの審査を受けるのに費用はかかりません。

関連記事

  1. 審査員70歳定年の敢行
  2. 認証機関の統合を画策していた経産省
  3. 認証機関とメディアの共通課題
  4. J-VACのオープニング会議
  5. システム認証と製品認証の垣根が低くなってきた
  6. 日本の審査員の平均年収は先進国で最低
  7. 審査員の基本三法
  8. JARIのEMS審査における「技術専門性」とは?

ピックアップ記事

JACOが新規事業推進室を設置

日本環境認証機構(JACO)が本日、社長直轄組織として社内に「新規事業推進室」を発足させた。JACO…

飯塚悦功プロジェクト 総目次

アイソス日記でアップしてきた飯塚悦功さんのビデオ「飯塚悦功プロジェクト」の目次を作成しました。簡易目…

仙台合宿の収穫

宵の口いそいそフォーラムの勉強会が終わる頃身支度をして帰ろうとする私と懇親会にやって来た…

【ISOS Review】 切石庄之介がひっくり返したいこと

月刊アイソスに連載中のコラム「日常語:ISO 27001 スピンオフ」(執筆:切石庄之介)には、一貫…

アイソスが品質経営実践ツールを導入するぞ!

11月17日に開催された超ISO企業研究会(飯塚悦功会長、事務局:テクノファ)の会合に参加し、同会が…

アーカイブ

ツール

規格

PAGE TOP