第三者審査

隠したがる「所長任せの施工計画書」

建設業の審査で、隠したがるけど、すぐに見つかってしまう不適合の1つに「施工計画書のレビュー」があるそうです。
施工計画書は通常、現場の所長と管理部門の技術部長などで作成し、その会社の経験とノウハウが集約されています。ですが、組織によっては、管理部門がノータッチで、現場所長にすべて任せて施工計画書を進行させている場合があります。すると、結構抜けが出てきます。それに審査員が気づいて、「あれ、おかしいな。管理部門はきちんとチェックしているのだろうか?」と思い、質問し始めます。「施工計画書の作成手順はどうなっていますか? ああ、これですか。技術部長が施工計画書のレビューに出席することになっていますね。実際、出席されたかどうか、記録を見せてください。あれ? 出席されていませんね?」

表面的には「手順通りに実施していない」ということなのですが、現場の所長だけで施工計画書の作成・レビューをやるのと、技術部長や建築部長が立ち会ってそれを行うのとでは、どれだけ施工計画書のレベルに違いが出てくるか、所長とは異なる経験や情報を持つ管理部門が立ち会う意義・目的は何なのか、といった問題が浮かび上がってきます。

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コメント

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  • コメント (1)

    • えきせんとりっく
    • 2011年 1月 06日

    あけましておめでとうございます。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。
    さて、「施工計画書のレビュー」ですか。この建設会社さんは、施工計画を「7.1」で捉えているのか、「7.3を援用している」のか?7.1では「レビュー」の要求は在りませんからね。7.3を援用するとすれば、7.1の注記「7.3の要求事項を適用」なんですかね。意識の上では………
    本来、7.1は「製品企画の管理」と「工程設計の管理」の両方の意味があるというのが、小生の先生の考え方ですが、これは納得がいきます。その意味で、「施工計画書」は「工程設計のアウトプット」だから、それなりの人に「レビュー」してもらうのは、組織の品質という点から、規格をどう当てはめるかは放っておいても、大切な事でしょう。
    で、これらの建設会社の事例ですが、全部が全部、技術部長のレビューを受けるというシステムなら不適合ですが、本当に、全部の案件で技術部長サマまで引っ張り出してこなければならんものなんでしょうかねえ?この辺のシステム設計自体、「レビュー」する必要がありそうに思えますが。なお、「レビューには……関連する部門を代表する者含まれていなければならない」という点について、建設会社のように、ともすると「設計者」と「製造者」が一緒という場合、この7.3.4の要求事項がどうもピンと来ないんですよね。

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