是正処置WS

奥村朋子さんによる是正処置WS

20130322okumura.jpgロイドレジスタークォリティアシュアランスリミテッド(LRQA)ジャパン主催による「是正処置ワークショップ(WS)」が、大阪(3月19日)と東京(3月22日)で開催された。講師はLRQA主任審査員・奥村朋子さん(写真)。同WSは、ISO 9001の201X年改正を前に、QMS運営上の課題を参加者が持ち寄り、グループディスカッションを通じてお互いの知見を交換し、今後の活動に役立ててもらうというのが趣旨。第一部はWSで、第二部はISO 9001改正動向を講師が解説。私は取材目的で東京会場を訪れたが、WSにも参加グループの一員として参加、意見交換を楽しませてもらった。

 

 

WSでは冒頭、LRQA事務局が事前にクライアントからQMS運営上の課題などを電話等で ヒアリングした内容を講師が発表。関心のあるテーマとして、世代交代、内部監査、経営層に関心を向けさせる、顧客満足、外注先管理、改善ツールなどがあっ た。講師からは「組織にはすでにマネジメントシステムはある、しかし、規格が変わると、すぐにどう対応しようかと慌ててしまい、そこで迷子になる。 201X年の改訂で迷子にならないために、内部監査を磨こう」と提案があり、自社の内部監査の現状や問題点について、1グループ・4~5人に分かれ、30 分程度ディスカッションを行い、そのあとグループごとに議論した内容を発表した。この1回目のセッションで、各社の内部監査の現状や問題点が挙がってきた ところで、2回目のセッションでは講師から「内部監査で何をみるのか?」というテーマが与えられ、それについて20分程度グループごとにディスカッショ ン、続いて発表となった。このあと講師からISO 9001:201X年改訂についての動向解説があり、質疑応答の後、閉会。

20130322WS.jpg私 の所属したグループでは、1回目のセッションでは、社員へのQMS教育に焦点が当たった。「ISO用語を使わず、分かりやすい日本語で説明する」「e- learningやQC検定を活用」「監査前に被監査側に対して事前説明会を開催」などの意見が出た。2回目のセッションでは、自社で取り組んでいる方策 がいろいろ提案された。「内部監査というと尋問形式になってしまうので、ディスカッション形式を取り入れたら、どんどんアイデアが出るようになった」「よ く業務を知っている人がみると良い発見があるので、他工場や他事業所を内部監査でみる時も、被監査部署の業務を知っている人にみてもらうようにした」「部 長以上の偉い人には、自分たちが教えても聞く耳を持たないので、外部研修を受けてもらう」「マニュアルや手順書ではISO用語をすべて業務で使う日本語に 置き換えている。(例:QMS→仕事の仕組みと進め方)」など。(写真:WS風景

講師がWSの冒頭に「あまり社内で相談相手がいないのがISO事務局。なので、こういう場を活用して意見交換をしてほしい。それが今回のWSのねらいだ」 と述べていた。東京会場でもそうだったが、大阪会場でもWSで議論が始まると、講師がタイムアップで止めるのが大変だったそうだ。私が参加したグループで も、みんなイキイキと話をしていたし、まだまだしゃべり足らない風だった。大阪と東京だけでなく、地域ブロックごとで、こんなWSが定期的に開催されると いいのだが。

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