いそいそフォーラム

米戸さん 2008年版を語る

いそいそフォーラム(メーリングリスト)関東支部10周年記念+東北支部恒例合宿の2日目(本日)、米戸靖彦さんがISO9001:2008のFDISについて、感想を発表しました。わずか17分のプレゼンでしたが、組織が2008年版を導入する際のポイントがきわめて簡潔明瞭に述べられています。以下、発表の骨子をお伝えしておきましょう。
1.要求事項は2000年版と何も変わっていない
現在、すでに2000年版でシステムを構築・運用されている組織は、認証対応において、その仕組みを変える必要はまったくない。ただ、品質マニュアル等に準拠する規格名として記していたISO9001:2000をISO9001:2008に変えるだけでよい。

2.とはいえ、この機会に、自社のシステムを見直したほうがいい


とえば、今回の追補では、日本語でいう「適切な場合には」、原文では where applicable
という表現が新たに3つ挿入されている(中尾注釈:4.1、6.2.2
b)、8.3の3個所)。これは「適切な場合はやりなさい」と言っているのであって、そうでない場合でも、組織が対応をしていることがあるだろう。つま
り、この表現によって、規格の柔軟性が高まっているのである。2008年版にそって、組織のシステムを見直していけば、必要でないことをやっている部分を
見つけることができるだろう。

3.用語が非常にクリアになった
たとえば、identfy という用語が
determine  に置き換えられた。identify
では、明確にするためのいろいろなことが考えられ、かなりきつい要求になるが、determine
では、自ら決めればよいのであって、概念がクリアだ。ただ、こういったニュアンスは日本語に置き換えても、なかなか伝わりにくい。やはり、規格を理解する
には、原文を読むべきだ。特に、監査員はそうである。

4. FDISは高すぎる
FDISはなんでこんなに高いのか、米国は7千円弱だが、英国は1万4千円もする。ISの発行は10月31日の予定だ。FDISが発行されてわずか3カ月後にはISが出るのに、こんな高い値段を付けて、いったい誰が買うというのか。

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