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人気講師三羽烏によるQMS再設計の提言

ISO研修機関・テクノファのQMS人気講師三羽烏である平林良人(ひらばやし・よしと)さん、国府保周(こくぶ・やすちか)さん、寺部哲央(てらべ・てつお)さんが揃ったセミナーが3月26日午後、東京・大井町で開催された。テーマは「QMS再設計の提言 〜QMSの有効性は設計段階で決まる〜」。3氏の講演内容の一部を下記に紹介する

hirabayashisama平林良人さん 「QMS再設計の提言」
ISO 9001規格は一般的に書かれているが、それを自社にどう当てはめなければならないのか、それを考えるのがQMSの設計である。QMSを設計するにあた り、要求事項を特定化しなければならないが、その際、見落としてはならないのが、「〜しなければならない」という言葉の前に、特定化する形容詞が付いてい る場合が多いことだ。例えば、「必要な△△をしなければならない」「適切な△△をしなければならない」「該当する△△をしなければならない」などである。こういった形容詞に注意しながら、QMSの設計が影響を受ける「序文 0.1 一般」 a)〜f)の7つの事項をチェックしてみよう。a)〜f)の中から、必要な、あるいは適切な、あるいは該当するものをデザインしなければならない。それは、各社各様のはずである。それができていなかったから、「QMSで効果が上がらない」という声が上がってきたのではないか。そこで今回、QMSの再設計を提言する次第である。(平林さんにはアイソス10月号から連載で「QMS再設計の提言」に関する記事を執筆してもらう予定)

kokubu国府保周さん 「是正処置・予防処置の実施場面の多様性/好事例紹介」
現場で「やっちゃった」「しまった」「お前のせいだ」といった言葉が出たら、それは是正処置の対象。一方、「もしかすると」「やばい!」「何か起きそう」 といった言葉が出たら、それは予防処置の対象。一方、品質目標のテーマで見てみると、「問題解決」がテーマであるなら、是正処置・予防処置の対象。「課題 達成」がテーマであるなら、予防処置・改善の対象。是正・予防処置の記録については、もう一度見る必要があるものを記録に残すべきであるから、まず記録の 使い道を決めることだ。そうすると、その記録をどのように管理すべきかが自ずと決まってくる。

寺部哲央さん 「設計・開発の効果的運用/好事例紹介」
ISO 9001では、設計をどのような順番で考えればよいか。私は、まず「7.3 設計・開発」で、いかに利益を出す設計仕様にするかを決め、「7.1 製品実現の計画」で、7.3で決めた仕様を、どのように具体化するかを決め、そして「7.5 製造及びサービス提供」で、7.1で決めた内容に基づいて、具体的に顧客に渡せるように実行する、というように考えればよいと思う。例えば、塗装業の場合 は、製品:美しく輝く、深みのある塗装、7.3:塗装仕様書(塗料配合、塗膜厚さ、乾燥条件など)の決定、7.1:仕様書をどのように具体化するかの手順 書の作成、7.5:手順書に基づく塗装の実施、となる。

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