MS全般/その他MS

同じ年に出た9005/6とSIGMA

10月21日、JIS Q 9005/9006導入企業による事例が、
日本規格協会の恒例行事である
「標準化と品質管理全国大会」で発表されます。
このJIS Q 9005/9006プロジェクトは、
同規格の前身であるTR Q 0005/0006の時期も含むと、
5年以上も続いているロングラン企画で、
国の助成金を得て実施されているものです。

この時期になると、TR Q 0005/0006が発行された
2003年1月の状況を 思い出します。
ご存知の通り、この規格はISO9004次期改訂版
(2009年発行予定)への採用も狙って開発されたものです。
TRの原案ができたとき、その英語版を持って、
経済産業省の担当官がBSIを訪れました。
ISO9004の規格審議を行っている
ISO/TC176のWGの議長国が英国だからです。
そのときの状況を聞くため、
私はその担当官を、帰国後すぐに取材しました。
担当官はBSIに「今度、9004の次期改訂版として、
このような規格を日本から提案するので協力してほしい」
とお願いしたそうです。
BSI側は快諾してくれました。
「BSIは、えらく簡単に賛成してくれたものですね」と、
私がその担当官に聞くと、彼は、
「BSIは今、9004よりもシグマのほうに
関心が向いているからね」と答えました。

ここでいうシグマとは、SIGMAガイドラインのことです。
このガイドラインの最終版は、
日本のTRが発行された同じ年の9月にWeb上に発表され、
今も無料でダウンロードできます。
日本のTR Q 0005/0006も、英国のSIGMAも、
持続可能なマネジメントのためのガイドラインですが、
前者は高成熟度QMSに限定されたコンテンツであり、
後者は経営に関するあらゆるマネジメント・コンテンツを
関連させるためのポータルサイトです。

2003年の時点で、両国の標準への方向性は異なっていました。

TR Q 0005(左)とSIGMA Guidelines

関連記事

  1. アイソス11月号は「サービス標準化 最前線」
  2. 写真で見るトライアスロンのサステナ
  3. ISO/DIS45001(労働安全衛生)が決定
  4. 教育QMS
  5. 池上彰のISO解説はここがちょっと変!
  6. EMSとQMSで第三者審査用規格作成の動き
  7. 何千もの命を救うISO 39001
  8. ISO/SR(ISO 26000)国内委員会を傍聴

ピックアップ記事

LRQAの次の一手

更新審査を何回か繰り返した組織が、「今度はここにポイントを絞った審査をして欲しい」という要望を審査機…

「8.4 データ分析」

「8.4 データ分析」では、参照先についての見直しが行われました。そのほかは変更ありません。…

JIS Q 15001:2017(個人情報保護マネジメントシステム)の口語訳登場

アイソス4月号(3月10日発行)の特集で、2017年12月20日に改正されたJIS Q 15001(…

第2回事業競争力WG傍聴記(3) ブリヂストンの環境への取り組み

本日は、第2回事業競争力WGの「傍聴記(3)」。今回紹介するのは、「環境マネジメントシステムを基盤と…

10周年を迎えた大島義貞さんの仕事

ISO 14001の審査受託を主業務とする株式会社大島マネジメントシステム研究所(本社・東京都)の設…

アーカイブ

ツール

規格

PAGE TOP