MS全般/その他MS

リスクは「未来の指標」

nogushi_backリスクというのは基本的に「未来の指標」だということを意識する必要があります。ISOマネジメントシステム規格が「リスクベースの考え方をしてください」と言ってきたのは、「未来の予測に基づいてマネジメントをしてください」という意味なのです。ところが、日本のISO 9001/14001に取り組む組織において行われてきたリスク対応というのは、多くの場合、過去の分析になっています。

(中略)

これまでの日本のマネジメントは基本的に再発防止の考え方が中心でした。問題が起きてから対応するという問題解決型です。品質や環境で起きた問題を「リスク」として捉え、それをどうやって解決するかというアプローチです。しかし、これから大事になってくるのは、企業にとって良い品質、良い環境とは何かということをしっかり認識したうえで、重要なリスクを考えることです。この視点が今回の規格で問われているわけで、そこを特に意識していただきたいと思います。リスクマネジメントというのは、起きてから手を打つのではなくて、起きる前にその可能性をチェックして対応する、つまりマネジメントの考え方そのものなのです。

(月刊アイソス6月号 Viewpoint this month:野口和彦・ISO/TMB/WG/RM〈リスクマネジメント〉日本代表委員/横浜国立大学 リスク共生社会創造センター長へのインタビュー記事から抜粋)

関連記事

  1. ISO/SR(ISO 26000)国内委員会を傍聴
  2. 日本初のISO 29990(学習サービス)審査
  3. World Standards Dayの素敵なポスター
  4. 池上彰のISO解説はここがちょっと変!
  5. シックス・シグマ手法の国際規格発行
  6. クラウドセキュリティ認証が今夏からスタート
  7. 何千もの命を救うISO 39001
  8. ISOが顧客満足の監視測定ガイド発行

ピックアップ記事

「8.2.4 製品の監視及び測定」

今日は「8.2.4 製品の監視及び測定」をみてみます。2000年版では、この要求事項の第2パ…

Food Safety Day Japan 2013(7) 日本コカ・コーラは農産物にフォーカス

GFSI(Global Food Safety Initiative)主催による「フード・セーフティ…

「7.1 製品実現の計画」

今日からは「7 製品実現」を見ていこうと思います。「7.1 製品実現の計画」でJISが改訂さ…

中尾元子 作品集

中尾元子が描いた絵画(洋画および日本画)は、おそらく400点以上あり、そのほとんどは寄贈されたり、購…

父の死

17年前になります。昼間、ベンチにすわって、ぐったりしているところを、巡回中のおまわりさんが…

アーカイブ

ツール

規格

PAGE TOP