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教育QMS

iso_education米国の標準化団体であるANSIがISOに教育組織向けのQMSを、2月の最後の週に東京で開催されたISO/TC176の総会で提案した。米国規格をたたき台として出して、それを元に議論を行い、ISO規格にしようというわけである。この規格の名称は”Quality Management System  Requirements for Education Organizations”。Requirementsとなっているから、ISO 9001や14001同様に、認証規格として使える仕様書だ。もともと大学を評価する公式の認定機関があるくらいの国だから、教育の世界に認証を持ち込むことはごく自然なことだったに違いない。規格構成はISO 9001ベースである。受審組織は教育機関だから、学校や学習塾、研修機関などが対象となる。ISO 9001の「顧客」に相当するのは「生徒」。customer focus が student focus になっている。 日本もこういったマネジメント感覚を学校幹部が持っておく必要はあるだろう。

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コメント

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  • コメント (5)

    • 門岡 淳
    • 2009年 4月 23日

    中尾さん,みなさん,おばんです。門岡 淳です(^-^)。
    オット!,教育機関用QMS規格!。組織になれるのはどんな学校/教育機関なのでしょうね?。生徒が顧客だとすると・・・・顧客要求事項(製品=学力?社会性?進学?就職?資格?・・・・?)を自らの意志で明確にできる生徒(学生?)は・・・・どんな生徒さんなんでしょう。
    製品実現の計画(カリキュラム?),製品の監視及び測定(卒業試験?),不適合製品の処理(卒業試験に落ちた生徒を留年させるのは顧客満足に叶う?)・・・・なかなか前途多難かもしれませんね。資格取得のための専門学校,予備校ならば・・・・組織になれるのでしょうね。
    顧客がインフラストラクチャーでもあります(?ホントかな?)ので・・・・どんな規格なのか興味津々??。

    • ファイヤードマン
    • 2009年 5月 01日

    >もともと大学を評価する公式の認定機関があるくらいの国
    この認定機関に興味があります。なんていう機関ですか?
    大学の何をどうやって評価しているのですか?米国の大学教授と言うのは、教える技術や研究成果は勿論、どれだけ研究費をひねり出すかが良い教授かの指標だと聞いたことがありますがこの3方面全部をひっくるめて評価するのだとしたらすごいなぁ・・・。3番目の項目は判定が金額で簡単、2番目は昔は論文数、今は引用された回数等判定しやすい?でも1番目の学生の理解度ビフォア/アフターでも調べるのかな。それとも教授の人気度を学生にアンケートする?

    • 中尾優作
    • 2009年 5月 05日

    門岡さんへ
    この教育QMS規格の 3 Terms and definitions に記述されている重要用語を紹介します。
    3.4 curriculum
    document describing specific learning requirements
    3.5 student
    person receiving instruction
    NOTE Learning requirements in a curriculum are inmposed on student who is the customer for education service and product.
    また、ISO 9001の5.2に相当する 5.2 Student focus の出だしは次のような記述になっています。
    Senior leaders shall determine student learning requirements…
    このことから、この教育QMS規格における「顧客(student)要求事項」は、「カリキュラムに示された教育課題の習得」であると思います。
    <生徒が顧客だとすると・・・・顧客要求事項(製品=学力?社会性?進学?就職?資格?・・・・?)を自らの意志で明確にできる生徒(学生?)は・・・・どんな生徒さんなんでしょう。
    我々のようなビジネスの世界では、「顧客要求事項」とは、「顧客が要求している事項」のことですが、教育の世界ではどうでしょうか? 生徒を含めても、含めなくてもいいのですが、教育関係者(教師、校長、PTA関係者など)、教育関連の公的機関(学校、役所など)などの利害関係者が、「顧客に関する要求事項」を決めることになるのではないでしょうか? なので、「顧客要求事項を自らの意志で明確にできる生徒」でなくても構わないのでは?
    ただ、まだまだ原案の原案の段階なので、今後どのような規格になるのかはまだまだ予測が付かない段階だと思います。

    • 中尾優作
    • 2009年 5月 05日

    ファイヤードマンさんへ
    <この認定機関に興味があります。なんていう機関ですか?
    ネットで調べたところ、米国には学校を評価する機関が複数あって、歴史も100年以上前から活動している機関があるようです。米国を含め、学校認定を行っている各国の認定機関の一覧のページがありますので、紹介しておきます。財団法人大学基準協会のリンクページです。
    http://www.juaa.or.jp/link/out/index.html
    私は今日まで知らなかったのですが、日本でも文部科学省の支援を得て、大学基準協会という半官半民組織が大学評価(認定)をやっているのですね。認定料もけっこうかかります。大学で3学部3学科だと500万円余の値段です。ただし、登録期間は7年間とちょっと長めですが。ただ、企業の採用担当者は、こんな機関が大学認定をやっていることをご存じなのでしょうか。また、この認定結果を何らかの判断材料に使っているのでしょうか。

    • 礒山
    • 2009年 5月 07日

    私は医療プロセスや教育プロセスにはMSは馴染まないような気がします。
    病気は自己治癒能力で治るもの、学習は自ら学び習得するものだと思います。
    主要プロセスでも支援プロセスでもありません。
    ひとりひとりの人間本来が持っている働きです。
    このようなプロセスにMSを当てはめる世の中が進むと、人間性の破壊につながるような気がします。
    妄言ですみません。

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