ISO 50001:2011

エネルギー管理規格国別動向

ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)の委員会原案(CD)が6月には発行される予定であり、ようやく世界注目のこの規格の全体像が見えてくる。同規格をISOに作成提案したのは米国だが、米国だけのニーズでISOが腰を上げたわけではない。やはり、世界の他の国々でもエネルギー管理の国際規格を要望する声があったわけである。では、現在エネルギー管理の国家規格化を手がけている国々と、その規格名にはどんなものがあるのだろうか。

2009年3月16-17日、フランスのパリで、エネルギー効率推進とカーボン排出削減のための国際規格に関するワークショップがIEA/IEC/ISO合同で開催され、290人のエキスパートが参加して議論が行われた。同会議でISO 50001の審議を行っている委員会であるPC 242の議長のEdwin Pinero氏が、各国のエネルギー管理基準の取り組みを紹介している。

デンマークには、国家規格としてDS 2403:2001とDS/INF136:2001がある。
アイルランドには、国家規格としてIS 393:2005がある。
日本では、1979年に「エネルギーの使用の合理化に関する法律」が制定されており、エネルギー管理に関する要求事項が含まれている。
韓国、スウェーデン(SS 627750:2003)、タイ、米国(ANSI MSE 2000:2005)にはそれぞれエネルギー管理に関する国家規格がある。

また、ローレンスバークレー国立研究所のAimee McKane氏も、各国の標準化動向を次のように紹介している。

「いくつかの国々がすでにエネルギー管理の国家規格を有している。デンマーク、アイルランド、スウェーデン、米国、タイ、韓国がそうだ。EUは欧州規格としてエネルギー管理規格であるprEN 16001をほぼ完成している。また、中国、スペイン、ブラジルではエネルギー管理の国家規格を作成中だ。ISOでは、UNIDO(国連工業開発機構)の事前協力を得て、エネルギー管理の国際規格に着手している」

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