ISO 9001:2008

2008年版 翻訳上の変更

JIS Q 9001の2000年版が2008年版に改訂される際、翻訳上(原文上ではない)でいくつか大幅な変更が行われています。その変更点を福丸典芳さん(JIS原案作成委員、福丸マネジメントテクノ代表取締役、右の写真)が簡潔にまとめておられますので、ここにご紹介します。

翻訳上の変更は、JISにおける要求事項の明確化、分かりやすさをはかるためであり、あくまで編集上のものであって、要求事項を追加したり、要求事項の意図を変更したりするものではありません。主な翻訳上の変更点は次の6点です。

1. shall の訳を「〜すること」から「〜しなければならない」という表現に変更。

2. as applicable, as appropriate などの表現については、見直しを行い、より適切な表現に変更。

3. 「実施状況」という表現を、結果を含めるということを明確にするため、「成果を含む実施状況」に変更。

4. 2000年版では「リリース」について、JIS独自の参考を括弧書きで付していたが、2008年版ではリリースの対象が顧客であることが明確にされたので、削除。

5. 「5.4.1 品質目標」の relevant functions and levels は、直接的又は間接的に品質に影響を及ぼす組織内の該当する部門及び階層のすべてということを意図しているので、その訳を2000年版の「それぞれの部門 及び階層」から、2008年版では「しかるべき部門及び階層」に変更。

6. 「5.6.3 マネジメントレビューからのアウトプット」のb)項、「8.2.3 プロセスの監視及び測定」の第一パラグラフなどについて、要求事項の意図を変更しない範囲で、明確で分かりやすい表現に変更。

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  1. 「6.4 作業環境」
  2. 「7.5.3 識別及びトレーサビリティ」
  3. 「7.5.2 製造及びサービス提供に関するプロセスの妥当性確認」…
  4. 「8.5.1 継続的改善」
  5. 「7.1 製品実現の計画」
  6. 「0.2 プロセスアプローチ」
  7. 「8.2.2 内部監査」
  8. 「8.4 データ分析」

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