ISO 9001:2008

「0.4 他のマネジメントシステムとの両立性」

今日は、ISO 9001:2008の「0.4 他のマネジメントシステムとの両立性」を見てみます。2000年版からの変更点は、第一パラグラフのみです。2000年版ではISO 14001が1996年版になっていたので、それを2004年版に更新していますが、主意に変更はありません。変更になった規格文は下記の通りです。(横線は削除、下線は追加)

(ISO 9001:2008 0.4 Compatibility with other management systems)
This International Standard has been aligned with ISO 14001:1996 in order to enhance the compatibility of the two standards for the benefit of the user community.
During the development of this International Standard, due consideration was given to the provisions of ISO 14001:2004 to enhance the compatibility of the two standards for the benefit of the user community.  Annex A shows the correspondence between ISO 9001:2008 and ISO 14001:2004.
(JIS DRAFT 9001:2008 0.4  他のマネジメントシステムとの両立性)
この規格の作成過程において、多数にわたる利用者の利便のために、JIS Q 14001:2004の規定を十分考慮に入れて二つの規格の両立性を高めている。

なお、JIS DRAFTでは原文の最後の一文が翻訳されていません。
「附属書Aで、ISO 9001:2008とISO 14001:2004との比較を示す」としています。

両規格の両立性を高めるために、文章表現や用語の整合化が2008年版でも推進されています。例えば次のような例です。

(文章表現)ISO 9001:2008 4.2.4 記録の管理
2000年版では「記録は、読みやすく、容易に識別可能で、検索可能であること」という文章が本文の真ん中に入っていましたが、これをISO 14001との整合性をとって、2008年版では条文の一番最後に移動しました。ちなみにISO 14001:2004では「4.5.4  記録の管理」にこの文章が入っています。ただ、原文もJIS訳も少々違いますが。

(用語)ISO 9001:2008  7.5.1 製造及びサービス提供の管理
2008年版では、device は、すべて equipment に用語が統一されました。JIS訳では両方とも「機器」です。equipment はISO 14001:2004では、例えば 4.5.1 に使用され、JIS訳は「機器」です。

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