ISO 9001:2008

「7.4.1 購買プロセス」

昨日は「7.3.3」を見ましたが、「7.3」については「7.3.4」以降、
2008年版での変更点はありません。
すなわち「7.3.4 設計・開発のレビュー」「7.3.5 設計・開発の検証」
「7.3.6 設計・開発の妥当性確認」「7.3.7 設計・開発の変更管理」
については、2000年版を踏襲します。
続いて「7.4 購買」についても2008年版での変更はありません。
ただ、ISOでは次のような審議が行われました。
「7.4.1 購買プロセス」の第2パラグラフに次の文が出てきます。

(JIS DRAFT Q 9001:2008)
「組
織は、供給者が組織の要求事項に従って製品を供給する能力を判断の根拠として、供給者を評価し、かつ、選定しなければならない。選定、評価及び再評価の基
準を定めなければならない。評価の結果の記録、及び評価によって必要とされた処置があればその記録を維持しなければならない(4.2.4 参照)。」

最後の文に「記録の維持」という要求が出てきますが、
これは、零細企業にとっては過度の管理業務と
記録作成作業を強いることになり、
明らかに中小規模組織へのISO 9001の普及を
妨げることになるのではないか、という議論が起こりました。
というのも、「供給者」というのが、「すべての供給者」であるなら、
サービス業や零細企業にとっては
非常に重い要求になってしまうからです。
そこで、「最終製品の適合性に影響のある製品の購買を行う供給者」
に限定してはどうか、という提案も出てきました。
しかし、最終的には、その議論は今回は反映されず、
次期改訂に持ち越されることになったそうです。

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