ISO 9001:2008

「7.5.3 識別及びトレーサビリティ」

私は、木村忠道さん(いそいそフォーラム管理責任者)が提唱しておられる「写経」の信奉者の1人です。
ISO 9001:2000は、原文と自分で翻訳した文章をエクセルに入力しました。
エクセルに入れておくと便利なのは、用語の検索です。
ISO/FDIS 9001:2008もエクセルに入れて、identfyを検索してみました。
おや? 「7.5.3 識別及びトレーサビリティ」にまだ identify が残っています。
ISOの審議では「identify という動詞は使用しない」という申し合わせができていたのですが、「7.5.3」についてはそれが徹底できず、FDIS段階では残ってしまいました。
タイトル自体が「7.5.3 Identification and traceability」なので、本文中のidentify を消しそびれたのかもしれませんね。
JISは2000年版と変わらず、2008年版でも identify を「識別する」と訳しています。

2000年版から変更になったのは次の2点のみです。(下線は追加、横線は削除)

(ISO/FDIS 9001:2008)
The organization shall identify the product status with respect to monitoring and measurement requirements throughout product realization.

Where traceability is a requirement, the organization shall control and record the unique identification of the product and maintain records (see 4.2.4).

(JIS DRAFT 9001:2008)
組織は、製品実現の全過程において、監視及び測定の要求事項に関連して、製品の状態を識別しなければならない。

トレーサビリティが要求事項になっている場合には、組織は、製品について固有の識別を管理し、記録を維持しなければならない(4.2.4 参照)。

関連記事

  1. 「8.2.2 内部監査」
  2. 「4.2.1 一般」
  3. 「1.2 適用」「2. 引用規格」「3. 用語及び定義」
  4. 「7.4 購買」は大事な割に薄い
  5. 2008年版 翻訳上の変更
  6. 「7.3.2 設計・開発へのインプット」
  7. 「4.1 一般要求事項」
  8. 「4.2.4 記録の管理」

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