ISO 9001:2008

「8.2.4 製品の監視及び測定」

今日は「8.2.4 製品の監視及び測定」をみてみます。

2000年版では、この要求事項の第2パラグラフは次のようになっていました。
「合否判定基準への適合の証拠を維持すること。記録には、製品のリリース(次工程への引渡し又は出荷)を正式に許可した人を明記すること(4.2.4参照)。」

ISOでは「合否判定基準は記録でなければならないか」という点について議論され、必ずしも記録でなくてもよい、と結論しました。ISOでは、記録ではない、合否判定基準として、次のような事例を挙げています。

(例)レストランのシェフは、料理の最終プロセスとして、お客様に出す直前、味付けに合格した証拠として、料理容器の側面にマークを付けるかもしれない。

ところが、前述した第2パラグラフを読むと、「合否判定基準への適合の証拠を維持すること」に続いて、「記録には・・・」と書かれているので、あたかも合否判定基準は記録であるがごとく誤解される可能性があるとしました。そこで、第2パラグラフの文章を2つに分解し、前の文章を第1パラグラフの後に続けることにしました。

さらに、第2・3パラグラフに出てくる「製品のリリース」に対して、「顧客への」という形容詞をつけることにしました。製品のリリースは、中間プロセスでも発生するしい、最終的に顧客に引き渡すときでも発生しますが、規格の意図は、「顧客への引き渡し」にあることから、明確化の一環として「顧客への」を付けたものです

関連記事

  1. 「7.3.3 設計・開発からのアウトプット」
  2. 「7.2.1 製品に関連する要求事項の明確化」
  3. 「6.4 作業環境」
  4. 「7.3.2 設計・開発へのインプット」
  5. 「0.4 他のマネジメントシステムとの両立性」
  6. 「7.5.3 識別及びトレーサビリティ」
  7. 「7.5.2 製造及びサービス提供に関するプロセスの妥当性確認」…
  8. 「7.4 購買」は大事な割に薄い

ピックアップ記事

次期ISO 9001規格の最新動向 その4

今日は連載「その4」。附属書SLの解説です。ISO/TC176国内対応委員会副委員長・棟近雅彦氏によ…

モットーは「競争から協創へ」

ISOマネジメントシステム認証機関の会議体である日本マネジメントシステム認証機関協議会(JACB)の…

Amazonで糟谷征利氏の『環境管理は、自然体で行こう!』発売

アマゾンのサイトから糟谷征利(かすや・まさとし)さん執筆による電子書籍(Kindle版)『環境管理は…

バンクーバー発 ISO 50001専門サイト

バンクーバー在住の山之内登さんが「ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)」の英語版ホー…

群馬ISO機構が第10回記念管理責任者フォーラム開催

群馬ISO機構(事務局:CRI中央総研)主催の「ISO管理管理責任者フォーラム」が9月26日13:3…

アーカイブ

ツール

規格

PAGE TOP