ISO 9004:2009

ISO 9004の目次とモデル図

次期ISO 9004のFDIS(最終国際規格案)作成作業が現在行われていますが、そのFDISのVer.3の目次とモデル図を紹介します。FDISになると、もうそれ以降は編集的な修正が少し行われる程度で、内容的には正式な国際規格とほとんど同じであると言われています。

「ISO 9004なんて審査に関係ないから、関心ないよ」と思っておられる方もおられるかもしれません。ですが日本の組織の中には、ISO 9004ベースでQMSを構築・運用し、それで審査を受けているところもあります。もちろん審査員は、そのISO 9004ベースのQMSのうちのISO 9001に該当する部分を審査でみるわけですが

ISO 9004
組織の持続的成功の運用管理(FDIS Ver.3)
-品質マネジメントアプローチ

序文
1  適用範囲
2  引用規格
3  用語及び定義

4  組織の持続的成功の運用管理
4.1  一般
4.2  持続的成功
4.3  組織環境
4.4  利害関係者、ニーズ及び期待

5  戦略及び方針
5.1  一般
5.2  戦略及び方針の策定
5.3  戦略及び方針の展開
5.4  戦略及び方針のコミュニケーション

6  資源の運用管理
6.1  一般
6.2  財務資源
6.3  人々
6.3.1  人々の管理
6.3.2  人々の力量
6.3.3  人々の参画及び動機付け
6.4  パートナー及び供給者
6.4.1  パートナーシップ
6.4.2  パートナー及び供給者の選定、並びに能力の評価及び改善
6.5  インフラストラクチャー
6.6 作業環境
6.7  知識、情報及び技術
6.8  天然資源

7  プロセスの運用管理
7.1  一般
7.2  プロセスの計画及び管理
7.3  プロセスの責任及び権限

8  監視、測定、分析及びレビュー
8.1  一般
8,2  監視
8.3  測定
8.3.1  一般
8.3.2  キーパフォーマンス指標
8.3.3  内部監査
8.3.4  自己評価
8.3.5  ベンチマーキング
8.4  分析
8.5  監視、測定及び分析からの情報のレビュー

9  改善、革新、学習
9.1  一般
9.2  改善
9.3  革新
9.4  学習

附属書A(参考)  自己評価ツール
附属書B(参考)  品質マネジメントの原則
附属書C(参考)  ISO 9004:2009とISO 9001:2008との対応

9004_model.jpg

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コメント

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  • コメント (6)

    • 門岡 淳
    • 2009年 5月 13日

    みなさん,こんにちは。門岡 淳です。9004のモデル図をみての感想(^-^)FDISとのことですから,もう変更はないのでしょうね。
    ○9001の円の外側に9004の円がある。9004は9001より広い範囲をカバーしているのでしょうね。
    ○9001の円にはPDCAサイクルを表す?矢印がありますが,9004にはないのですね。9001サイクルを回す力が9004を回す原動力になるという意味かな?。
    ○顧客からの「要求事項および期待」(ン?矢印が利害関係者から出ている?)が9001マネジメントシステムで変換されて「製品」になっています。要求事項を製品に変換するのは9001なのですね。
    ○利害関係者の「ニーズおよび期待」から両方向点線矢印で組織の「90004戦略および方針」へ。利害関係者は・・・潜在的顧客,地域住民,行政/地方自治体,株主,従業員(は含まないのかな?)。顧客の期待は製品に対するものでしょうが,利害関係者の期待は・・・広く組織活動全般にわたるのでしょうね。
    ○利害関係者の「満足」が両方向点線矢印で組織の「9004監視,測定,分析およびレビュー」へ。この満足も製品に対する満足(だけ?)ではなく組織活動全般にわたる「満足」(安心?)なのでしょうね。
    ○組織環境は直接登場しないのですが・・・・顧客を含む利害関係者をさらに含む環境というと戦争・内乱の影響,経済状況,少子高齢化・・・・・などの広く社会・世界の状況を含むのでしょうか?。
    と,概念図は厳密な意味を持つものではありませんが(^-^)。

    • 中尾優作
    • 2009年 5月 13日

    門岡さんへ
    ISO 9004のモデル図は、見ているだけで、いろいろ考えることができて退屈しませんね。
    ただ、このモデル図は、FDISになる前のVer.3のものです(2009年3月時点)。だから、まだ変わる可能性はかなりあります。正式なFDISは最短で7月発行ですが、どうも作業は遅れているみたいです。

    • GAI
    • 2009年 5月 16日

    おもしろい図ですね。
    こうしてみると9001と9004の関係も良く分かりますね。
    ところで、いそいそフォーラムでもたまにある「9001はどこまで要求しているか(どこまでやってれば適合か)」ですが、9001をベースにしていると、「それは解釈だ」「いや、要求事項だ」「組織の勝手だ」などで闘論になることもよくあることですが、9004から9001を見れば、9001の界面が見えてくるのかもしれませんね。
    「そこからは9004の世界でしょう」となれば、そこが9001で求められている部分であり基準である、と。

    • 中尾優作
    • 2009年 5月 17日

    GAIさんへ
    <9004から9001を見れば、9001の界面が見えてくるのかもしれませんね。
    いそいそフォーラムや是正処置WSに参加されているTS関係者の発言を聞いていると、ISO9001とTS16949とを比較して話される場合がありますが、(私の場合)そういった時にISO9001の要求事項がより鮮明に認識できることがあります。やはり、単独で見るよりも、相対関係で見たほうが物事って分かりやすい場合がありますよね。9004から9001を見る場合も、同様だと思います。

    • 吉田 良造
    • 2009年 11月 19日

    はじめまして
    ある組織の品質マニュアルに、規格の「図1ープロセスを基礎とした品質マネジメントシステムのモデル」を引用し、経営者の責任をP、資源の運用管理をD,製品実現をC,測定・分析及び改善をAとしている事例がありました。
    PDCAの方法論はプロセスに適用できるものですので上記の品質マニュアルはかん違いして作成されています。
    規格本文にPDCAの記述がないのに、注記でいきなり説明しているので図1と連動しているように見えるのでしょうね。

    • 中尾優作
    • 2009年 11月 19日

    吉田良造さんへ
    <規格本文にPDCAの記述がないのに
    そうですね。「規格に書いていない」というところが大事だと思います。
    それにしても、ISO 9001やISO 9004に出てくる図1のカーブした矢印って、まぎらわしいですね。ああ、このループはPDCAの回転だから、この4つの項目はすなわちPDCAのPとDとCとDにそれぞれ該当するんだな、って思ってしまいますよね。

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