研修

中産連がVDA6.3監査員コース開始

VDA-QMC(ISO/TS 16949の審査登録業務の監視を行うドイツの監督機関)から承認されている中部産業連盟は、VDA(ドイツ自動車産業規格)6.3監査員コースを1月10日からスタートさせたことを、受講中の読者からのメールではじめて知った。最終日の試験に合格すると監査員カードがVDA-QMCから発行されるが、もちろんこれがあれば、審査登録機関のTS 16949審査員になれるというわけではない。

同コースは、モジュールA(基本)が2日間、モジュールB2(製品ライフサイクル・第二者監査員)が3日間、モジュールC(試験)が1日間、合計6日間の長丁場の研修だ。参加費も21万円かかる。同コースの4月開講内容はこちら。これを少しライトにした内部監査員・第二者監査員向けの3日間+試験1日間というコースもある。プレクサスが開催しているSAC試験コース(4日間)と内容にどんな違いがあるのか興味深い。

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コメント

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  • コメント (8)

    • 走る仔豚
    • 2011年 1月 13日

    元大きな3つだけがISO/TS16949じゃないとは思っていながら、参考にするのは青い本だけというのに違和感がありましたねぇ。
    ただ、全然違うことを言われると、審査基準が複数でてしまうということにもなりかねませんね。
    たぶん、「今」の審査員さんにとっては、青い本に書かれていることも「適合不適合」の判断基準でしょうから。
    ま、結局は「顧客」が元大きな3つなのか、欧州自動車会社なのかということなのでしょうけれど。
    仔豚ンチのように、360度外交しているところには、きついことになるかも。

    • 中尾優作
    • 2011年 1月 13日

    <ま、結局は「顧客」が元大きな3つなのか、欧州自動車会社なのかということなのでしょうけれど。仔豚ンチのように、360度外交しているところには、きついことになるかも。
    受審側としてはそうなんでしょうねぇ。
    審査側は審査側で、VDA-QMC側のほうが性に合うという人たちもいるみたい。
    とにかくこれで、日本において、ISO/TS 16949研修の1機関ほぼ独占状況が崩れてくることは確かでしょうね。

    • GAI@求職活動中
    • 2011年 1月 14日

    VDA 6.3か…
    一時期は無意味な悩みをしたこともありましたね。
    「ISO/TS16949があるのになんで?」
    なんてね。
    それでVDAシリーズを調べたりもしましたが、結局、そんなに悩むこともないなぁってことに至りました。
    結論から言うと、供給側かつ受審側にとっては選択肢が増えた(というか、もともとあったものですから、増えたというよりも、VDAを知ることが出来やすくなったというべきかも)というラッキーな状態なんじゃないでしょうか。
    というのも、米国側発信のものであれ欧州側(というか独国側)発信のものであれ、モノはQMSであり目的は顧客に対する品質保証(QA)とパフォーマンスの向上(QM)ですから、表現方法や手法の違いはあっても、あるべき姿で臨めば同じなんですよね。
    > プレクサスが開催しているSAC試験コース(4日間)と内容にどんな違いがあるのか興味深い。
    まず、目的は両者に違いはないでしょう。
    テキストに書いてある内容や手法には違いはあるでしょう。
    しかし、一番違うのはプレクサス方式とVDA方式?での教え方の違い、ではないでしょうか。
    これによって、今までP式でなかなか理解しにくかった人も、V式だと理解しやすいってのも出てくるかもしれません。色んな意味で「理解するための幅が広がった」と見るべき部分かも知れませんね。
    まあ、あとは難易度とか合格率とか、合格者の理解の程度の違いとか、そんなところですかね、ネタとして面白そうなのは(^^ゞ
    てことで仔豚さん、
    > 元大きな3つだけがISO/TS16949じゃないとは思っていながら、参考にするのは青い本だけというのに違和感がありましたねぇ。
    もともとVDAシリーズはISO/TS16949以前から存在してましたし、組織が顧客対応の上で参考にすべきなのは、顧客が求めるコアツールの手法が何かによるわけですから、顧客が「AIAGの」と言ってくるなら基本は青い本のを、「VDAの」と言ってくるなら基本はVDAのを、しかし「ウチはこうやってる」もありというのはISO/TS16949の当初からの要求事項なわけで、何も変わっていませんよ。
    > ただ、全然違うことを言われると、審査基準が複数でてしまうということにもなりかねませんね。
    取り越し苦労で終わると思いますよ。
    例えばFMEAにしたって、AIAGのFMEAマニュアルであってもVDAの何番かのマニュアルであっても、この意図するもの(=目的)はリスク分析(顧客に対する)であり、書いてあることはリスク分析の手法です。
    なので審査においても、判断の基準は「顧客に対するリスク分析が出来て、対処されるようになっているか(=そのように使われているか)」にあるわけですから、「審査基準が複数でてしまう」なんてことはあり得ないでしょう。
    > たぶん、「今」の審査員さんにとっては、青い本に書かれていることも「適合不適合」の判断基準でしょうから。
    間違いとは言いませんが、意図さえ分かっていれば結果は上述したとおりでなので、そう単純に考える必要はないと思いますよ。
    例えばFMEAを見るなら、リスク分析ができているか否か、そのためには押えどころが押えられているかという部分でFMEAマニュアルの相当する部分を基本に見ていくことになりますが、顧客が指定し組織が対応するマニュアルがVDAのものであれば、細かい部分はVDAで審査しなければなりません。しかし判定はあくまでFMEAとして成り立っているか(リスク分析手法として成り立っているか)であって、指定されたFMEAマニュアルのとおりにやっているか、そこに載ってる書式をそのまま使っているかとかじゃないでしょ。ISO/TS16949の審査で組織に行ったとき、「FMEAマニュアルに書かれたとおりにやっていますか?」という審査は、「ISO/TS16949の7.3.1.2項にこう書いてますが、そのとおりにやってますか?」と冒頭から聞くのと同じになるわけですし。
    ちなみに、今のISO/TS16949審査員は試験でこのようなことをやると、即不合格になるって聞いてます。
    > ま、結局は「顧客」が元大きな3つなのか、欧州自動車会社なのかということなのでしょうけれど。
    私が現役のころ、ISO/TS16949対象顧客は全て欧州勢でしたが、使っていたコアツールはAIAGの青い本でした。でも、何の不都合もなかったですよ。
    それに欧州勢のC.S.Rにも「VDAもしくはAIAGのマニュアルを参照」って書いてありましたから。
    ちなみに、頑なにVDAのドキュメントだけを要求してくるのは独国民族だそうです。
    > 仔豚ンチのように、360度外交しているところには、きついことになるかも。
    顧客の言いなりQMSだとそうなるかもしれません。
    しかし「リスク分析はウチではこうやってるんだ」と主張できるなら、何もきつくないでしょうね。
    かえって楽になるかも(^^ゞ
    以下は余談ですが、中尾さんの、
    > とにかくこれで、日本において、ISO/TS 16949研修の1機関ほぼ独占状況が崩れてくることは確かでしょうね。
    そうかもしれませんが、何か意味がありますか?
    元々IAOBにはテリトリーがあって、アジアを管轄するのは米国です。なので日本はIAOB – American Divisionの管轄となるため、お墨付き教育機関も彼らの採用するところとなっていたわけです。
    私はむしろ、何で今さらVDA? なんですが(^^ゞ

    • 中尾優作
    • 2011年 1月 14日

    お待ちしておりました(笑)。
    最後のところだけレスします。
    <私はむしろ、何で今さらVDA? なんですが(^^ゞ
    私の場合は「あれ? VDA-QMCは日本で商売やってもいいんだ」という驚きでした。
    環太平洋圏はIAOBがオーバーサイトで、欧州やアフリカはVDA-QMCなどがオーバーサイトと棲み分けが行われており、当然日本においてはIAOB承認の研修機関だけがTSの研修をやることができると思い込んでおりました。でも、VDA-QMC承認の研修機関も日本で研修をやっていいんですね。じゃあこれは、商圏の決め事ではなくて、ただなんとなく区分けしていただけということでしょうか・・・

    • GAI@求職活動中
    • 2011年 1月 16日

    両者の違い(かな?)なんでしょうかね?
    SACは、IATF/AIAG公式の
    「ISO/TS16949:2009サプライヤー監査員試験コース」
    なわけで、もう一方はというと、
    VDA-QMC承認の、
    「VDA-QMC VDA6.3監査員コース」
    という表現が表すところなのかもしれません。
    つまり、SACはISO/TS16949:2009の監査員コースで、
    VDAの方は、VDA6.3の監査員コース
    なわけだから、SACがモロISO/TS16949に対応した公式試験コースであることに対し、VDAはISO/TS16949対応としても使えるけども(特に欧州の、更に独国顧客の場合)、あくまでVDA6.3が主たる対象でしょう(その表現から察するに)。
    一昔前のQS-9000:1998に対するVDA6.3であって、ISO/TS16949ではないという表現になるのかな。
    だからVDA-QMCが日本でやってる商売は、あくまで独国VDAの商売、IAOB米国のそれと同じじゃないってことでヨシとすると(;^_^A
    だから、商品名が「ISO/TS16949…」じゃない限り、米国のテリトリーを侵害していないって・・・(^。^;) アセアセ!

    • TOMO
    • 2011年 1月 20日

    http://www.iatfglobaloversight.org/training.aspx
    によれば、言語だけの話にも見えますね。
    大きな大きなバブル崩壊により、色んなことが起きた結果、今に至ったのではないでしょうか。
    VDAの一者・二者監査員資格は、VDA圏の組織に納品していると、CSRで内部監査員要件として、要求されていることもあるようです。CSRの求めに応じ、当該資格を取っていた某組織の事務局さんが、「今年更新試験を受けます」と当該機関で取得した登録証を見せてくれましたので、今年からそれらが始まったわけではなさそうです。(6日間コースはNewでしょうけれど)
    この方が受講したコースは、英語だったそうです。
    中尾さんへ
    >内容にどんな違いがあるのか興味深い。
    これは、どう頑張っても、両者を受けた人にしか分らないでしょうね。
    SACコースは、P社のホームページによれば、審査員研修コースとほぼ同一と言うことなので、可能であればVDAの新コースを受けてみたいですね。
    4月に6日間の捻出は厳しいですが、分割受講もできるようですし、色んな意味で、いつかは、受講してみたいなと思っています。

    • 中尾優作
    • 2011年 1月 21日

    <これは、どう頑張っても、両者を受けた人にしか分らないでしょうね。
    確かに。私は両社から研修参加型取材を断られていますので、参加した人から話を聞くしか手がありません。

    • GAI@求職活動中
    • 2011年 1月 22日

    中産連のWebページを検索したら、ありましたね。
    VDA-QMC ISO/TS16949:2009監査員コース(3日間+試験)
    (VDA-QMC ISO/TS16949:2009第1者、第2者監査員コース)
    SACと比較するならこちらでしょう。
    自動車産業プロセスアプローチ(APA)とかCOPとか入ってますし、SACとほとんど同じような内容かと。
    ということで、先に紹介されている
    VDA-QMC VDA6.3監査員コース(モジュールA+B2+試験)
    は、ISO/TS16949監査員ではなくVDA監査員のコースということですね。

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