私は後頭部が大きくハゲている。それでも、スソの髪が伸びて耳の上にかぶさってくると、床屋に行かなければならない。これが苦痛である。
まず、髪の毛を切る時間なんか、普通髪の人にくらべてほんのわずかなのに、同じ料金をとられることに腹が立つ。
わずかの髪の毛を切ってしまうと、床屋もヒマなので、やたら時間をかけて念入りにマッサージをする。この本来の仕事の目的から外れたところで時間をつぶす床屋の行為を受けていると、悲しくなってくる。
一番傷つくのが、床屋が最初に客に発するあの言葉を、もう聞けないことだ。
「きょうは、どうします?」
普通髪でない私は、もうこの言葉をかけてもらえない。
自宅近くの床屋のオヤジは、替わりにこう聞いてくる。
「自然で、いいよね? 」
・・・・・・
そこで、提案である。床屋は、客のハゲ度に応じて散髪代を請求することにしてはどうだろうか。
これは、床屋ではないが、銭湯で前例がある。オイルショックの頃、銭湯に行くと髪の毛の長さの違う大人の顔が書いた看板が番台の上に掛かっていた。髪の毛 の長い人ほど、髪を洗うのにお湯をたくさん使うので、料金が割増になるのである。長い髪の女性の顔、普通ボリュームの男女の顔、スポーツ刈りをした男性の 顔の3種類あったように覚えている(スポーツ刈りは割増免除)。
なので床屋も、普通髪の人とは別体系で、ハゲを「完全ハゲ」「八分ハゲ」「五分ハゲ」の3グレードに分け、刈った髪の毛の分量に応じた割安料金を請求していただけないものか。
(ここで言ってる「床屋」は、格安のスピード床屋ではなく、通常料金が3,000〜4,000円くらいの床屋をさします)
> ハゲを「完全ハゲ」「八分ハゲ」「五分ハゲ」の3グレードに分け
そもそも「完全ハゲ」が床屋に行って何をするんですか。(藁)
八分、五分、二分、標準くらいのグレード分けでしょうか。
グレード分け基準の客観性と公平性をどうやって確保するかが難しい問題ですね。
床屋のオヤジの主観で標準から二分に移った時は、割引になってもチョッと腹立つよねぇ。
厳しい基準で安い店と甘い基準で高い店は、どっちが流行るんでしょうかねぇ。(ISO審査にも似たところがあるかも)
という私は・・・・・・・五分
<床屋のオヤジの主観で標準から二分に移った時は、割引になってもチョッと腹立つよねぇ。
すごく、ワカル!