中尾家の品質

エラープルーフ 代替編 その1(中尾家の場合)

出張外泊を伝えると
妻子の顔が曇る
寂しいからではない
浮気が心配なわけでもない
朝が心配なのだ

目覚まし時計のベルは
毎朝私が切ってから
妻子を起こす
だから妻子は日頃
ベルを聞いたことがない

いくら目覚ましが大音量でも
息子は平然と眠る

携帯目覚ましを
時間差でセットしても
妻は朝寝を時間差分
繰り返すだけだという私の外泊出張時には
朝食の食パンは
食されずに残る
息子は遅刻し
昼の弁当もない
生ゴミの袋は
物置に貯蔵される
郵便受けの朝刊は
夕方回収される
妻を起こさなければならないいろいろ考えた

大事なことは
音の大きさではなく
音の質だ

妻の両親は大正生まれである
なので妻は

自宅の固定電話の音に敏感だ
分かる人には分かると思う私の母が亡くなったとき
夜中の1時に
自宅の固定電話が鳴った
真っ先に電話を取ったのは
妻だったそこで、ある外泊出張の朝
私は午前6時に
自宅の固定電話に電話した
妻はすぐに電話に出た
真声だった
「何事かと思って」成功したわけだが
何度も使うには気がひける

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