事業継続MS

BCPがうまくいかなかった場合のBCP

hitachinaka.JPG昨年12月20日に、ひたちなか総合病院がISO 22301の認証を取得したので、先日取材に伺い、永井庸次院長(写真)から話を聞いた。医療事故は発生しないように予防に努めることも大切だが、事故が発生したらどう対応するかという事後対応も重要だ。この事後対応の意識は、ISO 22301(事業継続マネジメントシステム:BCMS)に取り組んでいると磨かれるのだそうだ。

「ISO 22301は災害やパンデミックが起きた時にどのように対応して事業を継続するかという仕組みだ。事故が起きうることを前提に取り組む。この考え方は、医療事故にも当てはまる。医療事故が起きたら、どうしても隠そうとする。小さな医療事故の場合は、影響が小さいからといって報告しなかったりする。とんでもない話だ。その小さな医療事故が今後大事故につながる可能性がある。ISO 22301は、医療事故への対応にも必要な仕組みだと思っている」(永井院長)

永井院長は自らの取り組みに厳しい人である。「3.11が起きる前に構築していたBCPは、実際の震災では役に立たなかった。BCPがうまくいかなかった場合のBCPを考えておかなくてはならない」と述べている。

ひたちなか総合病院が中心となって、地元の日立製作所の関連会社、市役所、医師会などを巻き込んだ新型インフルエンザ対応の本格的な演習が1月21日に予定されている。この種のものとしては国内最大規模であり、内閣官房の訓練と連携した形をとるとされている。

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