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CFPラベル 日本で始まった時、欧州では終わっていた

6023-20100714kouzuma.jpgカーボンフットプリント(CFP)ラベルを貼付した製品の市場流通が始まった2009年10月頃、産業環境管理協会やCFP普及連絡会などが主催する説明会では、経済産業省提供のプロモーションビデオが紹介され、CFP発祥の地である英国・ロンドンの街角で一般消費者がインタビューを受け、「環境意識の高い消費者はCFPラベルが付いた商品を買うと思うよ」と答えるシーンが出てきたのを覚えている。欧州では盛り上がっており、日本もぜひやるべきだと、そのビデオは訴えていた。

本当に欧州では盛り上がっているのか? 上妻義直さん写真:上智大学経済学部教授)は、まったく逆だと言う。

「英国で最初にCFPラベルを付けた3社のうち、今も付けているのは、ウォーカーズというペプシコの子会社だけだ。なぜかというと、製品のCO換算の計算に膨大なコストがかかるし、消費者からは「数字の意味が分からない」などのクレームが多かったからだ。経産省は2008年の夏くらいからCFP試行制度への取り組みを始めているが、その概算要求は2007年末から2008年始めくらいの間にやっているはず。ところが2008年2月には、EU内の産業界も消費者団体も、CFPラベルを表示することに強く反対していることがEUの報告書の中に出ている」(上妻)

上妻さんの言う通りだと、日本で始まった時、欧州では終わっていたことになる。国だから、経産省だから、正しい最新情報を提供してくれるとは限らない。役所が、自分の仕事の確保のためにやっていることもあるのだから。注意しなくては。自戒の念を込めて。

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