エネルギーMS

SEP 製造業による製造業のためのISO 50001

米国ではSEP(Superior Energy Performance)と呼ばれる、ISO 50001をベースにしたエネルギーパフォーマンスの継続的改善を目的とする認証プログラムが製造業をメインに推進されており、エネルギー使用削減において大きな成果をあげている。同プログラムに参加する企業は、自己宣言かSEP審査員による認証かのいずれかを選択できる。これまでの認証機関による認証制度に対するオールタナティブな制度であり、「製造業による製造業のためのISO 50001」と言えるだろう。「SEP」に関する日本語のきちんとした解説サイトが見当たらないので、下記にSEPの概要を述べておきたい(出典はSEP公式サイトから)。

SEPとは?
SEPは、製造業の設備に関して、事業継続を維持しながら、エネルギーパフォーマンスの継続的改善を実施することを目的としたプログラムである。U.S.CEEM(The U.S. Council for Energy-Efficient Manufacturing:米国製造業エネルギー効率評議会)が開発支援を担い、製造業に対して、そのコンセプトを指導するとともに、プログラムへの参画を推進している。

「パートナー」か「認証パートナー」かを選択
SEPに参加する組織は、パートナー(Partner:通常レベルで自己宣言するタイプ)か、認証パートナー(Certified Partner:通常レベルか成熟レベルかを選択でき、SEP審査員による第三者審査を受けるタイプ)かを、自社の目的やレベルによって選択する。

ISO 50001への適合は必須レベル
参加するすべての製造業の工場設備は、ISO 50001の要求事項に適合していなければならない(これはISO 50001の認証取得を要求しているのではない)。

パフォーマンス達成レベルの提示
参加するすべての製造業の工場設備は、ISO 50001に適合しつつ、かつSEPプログラムを適用し、エネルギーパフォーマンスの継続的改善を測定し、検証しなければならない。SEPプログラムでは、そのための方法を下表のように提示している。通常レベルか成熟レベルか、成熟レベルでさらにスコアを付けるかどうかを選択し、それぞれにシルバー、ゴールド、プラチナという3段階のグレードを設けている。

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検証は自己宣言かSEP審査員による現地審査で行う
参加するすべての製造業の工場設備は、EnMSとエネルギーパフォーマンスの継続的改善が、SEPが定める測定及び検証手順(Measurement and Verification Protocol)に適合しているかを検証しなければならない。その検証方法は、自己宣言(パートナーが選択する方法)か、SEPのパフォーマンス検証員と主任審査員が参加する現地審査によるANSI認定の認証(認証パートナーが選択する方法)かのいずれかである。どちらの方法でも、更新は3年に1度実施しなければならない。

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コメント

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  • コメント (2)

    • 炉村@ROMLER
    • 2012年 1月 11日

    中尾さん、いつも最先端の貴重な情報を流して頂き、有難うございます。
    国内でもそのうち、経産省〜省エネルギーセンター〜CEMSERあたりで、類似のスキームを立ち上げるかもしれませんねぇ。

    • 中尾優作
    • 2012年 1月 11日

    <国内でもそのうち、経産省〜省エネルギーセンター〜CEMSERあたりで、類似のスキームを立ち上げるかもしれませんねぇ。
    そうしたほうがいいのではないかと思います。
    ISO 500001認証件数は停滞したままですからね。
    まだ10件もないかもしれません。
    認証にこだわらず、EnMSの考え方をどんどん取り入れたほうがよいのではないでしょうか。

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