GFSI

Food Safety Day Japan 2013(4) 日本ローカル・グループの最新情報

GFSI(Global Food Safety Initiative)主催による「フード・セーフティ・デー・ジャパン 2013」の初日の4人目のスピーカーは、GFSI日本ローカル・グループから、GFSI副理事長でありイオングローバルSCM代表取締役社長のジェンク・グロル氏とキリン品質保証部主幹の岡義人氏の二人が、日本ローカル・グループの最新情報を報告した。

Gurol2013.jpg「協働」のために活動領域を強化・拡大
【ジェンク・グロル氏(写真)の講演】

今回GFSI日本ローカル・グループのコアチームに東急ストアが入った。これまでコアチームはメーカーが多かったので、小売業が入ることによりバランスが取れるようになったと思う。また、これまで組織体制として3つのWG(ワーキンググループ)があったが、今回新たに「行政連携WG」を設置した。さらに、コミュニケーションWGの努力の賜物と言える日本ローカル・グループの「第1回活動報告書」が完成した。これはアニュアル・レポートであり、みなさんもぜひ活用していただきたい。

日本ローカル・グループの参加者からはいろいろな声を頂戴しているが、特に多かったのは次の3つである。
①中小企業でももっと活用できるようなものにしてほしい。
②もっと地方でもワークショップを開催してほしい。
③ケーススタディ方式でもっと具体的な実践例を提供してほしい。
今後できるだけ対応していきたい。

2013年のFood Safety Day Japanの参加者は340名である。来年は認知度をもっと上げて500名にしたい。

「協働」に向け、次の3つのシフトに取り組んでいる。
①東京だけでなくローカルエリアに活動を拡大(具体的には全国6ヵ所)。
②公的機関(政府、NGO等)との連携強化。
③サプライチェーン全体へGFSIの領域を拡大(小売り、卸、ケータリング等への拡大)。

日本における現在のGFSI承認規格の認証取得数は947件である。その内訳はFSSC 2200が540件、SQFが280件、グローバルGAPが122件、BRCが5件となっている。地域別のトップ5(グローバルGAPを含まず)は、①北海道、②静岡県、③神奈川県、④東京都、⑤群馬県の順である。

2014年のテーマは「学習・啓蒙から実践へ」である。実践することではじめて、グローバルからローカルへどれだけ実行されているかが分かる。来年のイベントでみなさんに会えることを楽しみにしている。

Oka.jpg日本ローカル・グループに「行政連携WG」を新設
【岡義人氏(写真)の講演】

先ほど紹介があったGFSI日本ローカル・グループに新たに設置された「行政連携WG」を紹介したい。まず、GFSIのミッションは「食品安全管理システムの継続的改善に尽力し、消費者への食品供給の信頼性を確保する」である。消費者にはきちんとその食品が安全であることを伝えないといけない。その根拠になるのがGFSIのプログラムである。

行政連携WGの活動としては、行政に対してGFSIへの理解を促進するため、行政へ積極的な情報提供を行うとともに、すでにGFSIのグローバル・マーケット・プログラムとFCPとの協力関係に見られるように、お互いの連携活動を強めていきたい。また、食品事業者のGFSIへの理解と、公的規格との整合等の検討を踏まえ、より多くの食品事業者のGFSIプログラムへ参加していただき、食品安全に関して食品業界全体のレベルアップをはかりたい。それが消費者の信頼に応えることだと考えている。

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