統合MS

石坂産業の事例 ISO 50001とデータマイニング

427-20111206unemoto.jpg埼玉県の産業廃棄物中間処理業者・石坂産業写真:畝本典子社長)のISO 50001の取り組みを取材しました(2011年10月同規格による認証取得)。同社はすでにISO 9001、14001、27001、OHSAS 18001の認証を取得しており、そこにさらにISO 50001を加えた統合マネジメントシステムを構築・運用しています。

428-20111206ishizaka.jpg同社のマネジメントの大きな特徴はデータマイニングの積極活用です。例えば、エネルギーについては、工場内の32の要所に配置された「エコウォッチャーⅢ」 と呼ばれる電力監視装置。このシステムにより、どの工場のどの設備が稼働中で、どれくらいの電力が使用されているかを、パソコンのモニターを通じてリアル タイムに把握することができます。また、稼働状況や電力消費量などがデータとして蓄積されていきますので、前年同月比や電力の使用量と生産量との比較等の 分析ができますから、エネルギー効率がどれくらいで、どの部署にどのような改善が必要かも見えてくるとのことです。(写真左から石坂知子・専務取締役、畝本典子・取締役社長、熊谷豊・経営企画室室長、横田紀夫・管理部ISO事務局長

一方、基幹システムを年度内に完成させる予定で進行中です。搬入から出荷までのデータをすべてコンピューターに入力し、それらを集計する際に経理システム と連動させます。例えば、PDAに入力した給油データをデータ転送しシステムに取り込むことで、一方でエネルギー使用量としてデータ化されるとともに、一 方では経費として会計処理されるという具合です。前述した「エコウォッチャーⅢ」という入力装置を使ってデータをきちんと回収する仕組みを作って、リアルタイムにエネルギーやコストの数値の動きを見える化するのがねらいです。

このような取り組みによって、エネルギーマネジメントとしてどのような最終形態を目指しておられるのでしょうか。この点について畝本典子社長は次のように述べています。
「具体的にどの工程でどれくらいCOが排出されているのか、そのデータを見える化することで、社員の1人ひとりの活動が、どれくらいCO2を排出しているのか、あるいは削減しているのか、それを社員に教えてあげることは非常に重要なことだと思います。社員がやってくれている活動が、どのようにCOを削減し、経費を削減し、品質を向上していることに結びついているかを捉える、そういう方向に行かないと、経営の全体的な向上は難しいでしょう」

(詳細はアイソス2月号〈2012年1月10日発行〉をご覧ください)

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