品質MS

北原脳神経外科病院のQMS

先日、東京都八王子市にある北原脳神経外科病院のQMSを取材してきました。病院ではまだ珍しいセクションである「品質管理部」に3名の品質管理担当者がいて、毎日院内のどこかの施設を巡回し、環境整備、物品管理、書類管理などがきちんとできているかをチェックしています。巡回報告はその日のうちに被監査部署の所属長にメールでフィードバック。指摘事項については、すぐに処置できるところは即対応していただき、遅くとも次の巡回がある2週間後までは対応してもらうそうです。ただ、中には改善に時間がかかる問題もあって、そんな時は、抜本的な方法改善やシステムの見直しなどに取り組みます。新人研修のプログラムの中にも、この施設巡回が組み込まれています。

内部監査員研修では、規格解説のような従来の堅苦しい内容から、より実践的なものに変えたそうです。その1つが内部監査員向けの講習会。是正処置報告書の書き方を指導する際、もう一息の事例と良い事例の両方を示し、書き方のポイントをつかんでもらった上で、事例問題の宿題を出し、2週間後に提出してもらって、その添削を行うという方法を取り入れました。また、イントラネット上に、患者様の声を掲載して、院内にどんな問題点や課題があるかを明らかにし、それを監査の質問項目作成の資料にしてもらっています。

6026-100720kitahara.jpg北原脳神経外科病院は、1995年に設立されたときは41床の規模でしたが、今は110床になり、外来受診数や職員数も増え、大きく発展しています。ところが、規模が大きくなると、従来のようにトップの意思決定が末端まで伝わりにくくなります。そこで経営ツールとして導入したのがISO 9001でした(2004年6月認証取得)。取材内容の詳細はアイソス9月号(8月10日発行)をご覧ください。
(写真は北原脳神経外科病院の経営企画室室長・福池千尋さん〈左〉と同院品質管理責任者の中山美穂子さん)

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