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学校サバイバル9000

nakata.jpg先日、私立盛岡中央高等学校の副校長である中田義計さんの講演を聴いた。同校は日本で一番最初にISO 9001の認証を取得し、昨春にはISO 14001の認証も取ったそうである。講演の中で中田さんは、「県内の私立高校への入学者で定員割れを起こしていないのは本校ともう一校あるくらい」と、サバイバルな現状を報告し、学内改革とISO 9001認証取得活動を並行して3年間続けた結果、ようやく安定した定員確保ができるようになったそうだ。

この人の話はいつもおもしろい。例えば、教員の仕事時間を最大限縛っているのは「職員 会議」だそうだ。これは、どの学校にも共通する問題かもしれない。「修学旅行」について職員会議を行った場合、まず昨年はどうだったかという議論になる。 記録がきちんと整理され共有されていないので、それらの資料を探したり、人の記憶を頼りに議論を始めたりする。前回の担当者が休んでいたりすると、何もわ からない場合がある。そもそも修学旅行をどのように議論して、その内容を決めていくのか、その手順が明文化されていないので、議論がいろんな方向に展開し 錯綜する。ISO 9001を導入すると、そういったことがなくなった。導入後、職員会議は30分以内で終わるようになったそうだ。

生徒が先生を評価する。この方法を取り入れている学校は日本でもいくつかあるが、同校はたぶんその中でも早いほうだろう。これは、先生の授業に対して、生 徒がその授業に対する評価を評価表に記入する仕組みだ。生徒から批判が集中する先生がいると、学校側で事情聴取を行い、問題ありと判断すれば先生に注意を 与える。「生徒から批判される先生が、必ずしも悪い先生とは限らないのではないか」と、ISO 9001認証取得当時、 中田さんに聞いたことがある。「生徒から批判が続く先生には、やっぱり何か問題があります。また、批判を受け入れて、自分を変え ようと努力される先生もいれば、頑として受け入れない先生もいます。あまりイエローカードが続くと、レッドカードを出します」(中田氏)とのこと。

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