交通安全MS

なんでもない天気の日に事故が起きています

あるタクシー会社を取材しました。担当者とお話をしていて、頭の中で思っていることと現実とのギャップを感じました。担当者はこう言っておられます。

「普通、雨の日とか、風の強い日とか、夜とかいうと車の事故が多いとか言うじゃないですか。うちは、それが全然違うのです。雨の日や風の強い日や夜は事故が少ない。逆に、ごく普通の、なんでもない天気の日に事故が起きています」

「ヒヤリ・ハットを全ドライバーに対して報告してもらったのです。勤務時間中に、ヒヤリとした時、ハットした時、いつ、どんな状況で、そう感じたかを記録してもらうわけです。すると、ヒヤリ・ハットした回数が多いドライバーと少ないドライバー、中には一度もヒヤリ・ハットしたことがないというドライバーもいましたが、その違いが記録で明らかになります。で、普通なら、ヒヤリ・ハットした回数の多い人が事故が多いと思うでしょ。ところが違うのです。ヒヤリ・ハットした回数の多いドライバーの方が、事故が少ないのです」

「ひどい事故を起こすと免取になるでしょ。すると、1ヶ月以上、仕事ができなくなって、結局仕事を辞めてしまうわけです。つまり、ひどい事故を起こした人は辞めてしまうので、ひどい事故を起こすとどうなるかという体験談を話す人が身近にいなくなりますから、みんなプロのドライバーなのに、驚くほど知らないのです、免取になったら、自分たちがどうなってしまうかを」

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