震災寄稿

【震災寄稿 No.2】 震災地で見たままを発信する重要性

中堅建設会社に勤める方から投稿をいただきました。
阪神・淡路大震災の経験を踏まえてのご提言です。
ありがとうございました。

震災地で見たままを発信する重要性
中堅建設会社勤務 H.K. 著

私、建設会社に勤務し30年になります。今回の東北大震災をうけ、阪神・淡路大震災のことが改めて脳裏によみがえりました。当社は建設という職務上、早期の国土復興に向け全国から緊急に集められた数十名の社員・技術者が、着るものもさておき阪神に駆けつけ工事にあたりました。私は仙台支店に勤務し組合の支部長を担当していたこともあり組合員の安全な生活確保の確認という観点から、震災の現場に出向きました。

やはり新聞やテレビで見るのと自分の目で見るのとでは大きく違い、その震災の甚大さ を肌で感じました。また、土日を返上し、寝る時間も惜しみ、食事も不十分なコンビニの弁当で永らく済ませながら、一途に地域住民の早期の生活安定、分断さ れた物流自動車網や港湾の復旧に尽くす社員を見て胸が熱くなりました。帰ってから震災の状況、職員の復興への想いと行動を写真も交えてリポートにまとめ社 内に発信しましたところ、かなりの反響がありました。それは報道でしか伝わらない情報の中で、自分の会社が、社員である仲間が必死に国や社会の復興のため に取り組んでいることを紹介できたことで、他の地域の社員も共感し、人を送り出すことによる不足・不十分さへの不満を克服し、社員・会社が一体となったこ とを記憶しています。

これらの体験を踏まえ、言いたいことを要約しますと2点です。

一つ目は、震災の甚大さ・悲惨さを流す報道は多い様に思いますが、もっと支援している人復興に向け必死に取り組んでいる多くの人たちへ焦点をあてていただくことも大変重要で、そうすることで復興への意識・力がわいてくるのではないでしょうか。

二つ目は、報道(テレビや新聞)だけにとらわれず、邪魔にならない程度に震災地に出向き、ありのまま見たまま感じたままを社内外に情報発信することの重要性を感じました。
そうすることで、より震災の悲惨さを直に感じとり、復興に向け支援している人たちの善意の熱い思いを受け、がんばろうという意識が高まり、社内外に復興への熱意と維持につながっていく大きなエネルギーの一助になっていくように思います。

現在私は東京本社に勤務していますが、過去の経験を踏まえ 社内、OB、国際的な呼びかけを行い、義援金を募っています、できる範囲で。
がんばろう東北!負けるな日本!です。
拙い文を投稿させていただきました。

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