読書感想

タオルマニア

tsuranukukeiei.jpg風量発電だけを使用して製造したオーガニックコットン100%のタオル「IKT」。「風で織るタオル」と呼ばれていて、ご存知の方も多いでしょう。

ISO 14001の認証を取得した従業員20名ほどの今治市にある小さな会社が、環境ブランドで頑張っているということで、以前から気になっていました。

そんな折、年末の八重洲ブックセンターで、このタオルを製造販売している池内タオルの池内計司社長の著書『「つらぬく」経営』 (エクスナレッジ発行)が平積みになっているのを発見しました。「四重苦を背負った会社でも・・・」という書籍の帯の言葉に、「あ、うちのことだ」と引き 込まれ、「ご購入された方にはIKTの見本品を進呈」とのキャッチに反応、すぐにその場で買い、帰りの車中で読んでしまいました。(なんせ、長距離通勤者)

著者の、一度舞い上がって(小泉元首相が同社を演説で取り上げる)、再びどん底に落ちて(民事再生を経験)、それから飛躍を遂げる(好調な現在)というサクセスストーリーには、この本のウリであるはずなのに共感できずじまい。むしろ、この人の尋常でないマニアぶりに感動した次第です。

池 内さんは、学生時代はオーディオマニアでした。大学を卒業して松下電器に入り、オーディオ部門に配属。というより、オーディオ部門以外は行かないと言い 張ったそうです。サラリーマンながら、マニアを貫きます。父親の急逝で、松下を辞めて、家業のタオル製造を継ぐことになり、今度はタオルマニアになりま す。この人によると、今治の有名なタオル業者が作ったものは、さわるだけで、どこの会社のタオルか分かるそうです。いいですね、このマニア度。あこがれです。

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