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追悼出版 門岡淳著『〈不適合を生かす〉なぜなぜ分析を一緒にやってみよう!』

kadooka_cover故・門岡淳(かどおか・あつし)さんの執筆記事を中心に編集した電子書籍『〈不適合を生かす〉なぜなぜ分析を一緒にやってみよう!』を、このほどAmazonから発売しました。

本書は、原子力発電所の放射線管理、品質保証に長年従事された門岡さんが、ISOマネジメントシステムの専門月刊誌『アイソス』に執筆した連載記事『門岡 淳の「不適合を生かす!」 なぜなぜ分析を一緒にやってみよう』(2011年4月号〜9月号に掲載)をとりまとめたものです。本書では6回の連載記事を、そのまま6つの章に分けて掲載しています。

また、連載終了後に門岡さんを講師にお招きし、アイソス主催で「なぜなぜ分析セミナー」を開催したのですが、その時に門岡さんが作成したセミナーテキスト(パワーポイントのスライド)を本書巻末に掲載しております。このセミナーでは、アイソスの連載記事にはなかった新ネタが披露されています。1つは、4枚綴りからなる「事実・原因をもれなく見つけるためのチェックリスト」、もう1つは、セミナーの演習問題と門岡さんによる回答例です。いずれも、なぜなぜ分析に大いに役立つ資料だと思います。

さらに、本書には同セミナーの内容を音声で聴くことができる電子書籍(PC版:無料)のダウンロードサイトも紹介しています。門岡さんの肉声によるセミナーを受講できます。

ここで、門岡さんご自身の執筆による同セミナーの案内文を紹介しておきます。

もし、あなたの組織が・・・

・是正処置を実施していても不適合が再発している・・・
・必要な是正処置を見落としていないか不安がある・・・
・是正処置が本当に役に立っているのか疑問がある・・・
・是正処置が過不足なく適切であると説明しにくい・・・
・・・ならば、本セミナーで一緒に学び、なぜなぜ分析を身につけましょう。

そして、品質の向上に、顧客満足の向上に、マネジメントシステムの継続的改善に、組織の持続的成功にむかって一歩一歩進んでいきましょう。

本書のベースとなっている門岡さんの連載記事はアイソス2011年4月号(同年3月10日発行)からスタートしました。同号発行日の翌日、東日本大震災が起こり、当時宮城県女川町に住んでおられた門岡さんも被災されました。家を失ったうえ、ご本人は原子力発電所の復旧事業に多忙を極めておられたはずなのに、その後のアイソスへのご寄稿は1度も締切日に遅れることなく、無事半年間にわたる連載を完了されました。何事が起ころうとも、決してブレない方です。門岡さんの堅固な精神と明晰なロジック、さらに心根のやさしさは、本書の文章を読んでいただければ、ご理解いただけると思います。

門岡さんは2014年9月7日にお亡くなりになりました。享年58歳でした。門岡さんの偉大な仕事の一片として、本書を残したいと思います。本書の収益金はすべて、門岡さんが住んでおられた女川町の「ふるさと応援寄附金」に充当させていただきます。

【門岡淳プロフィール】
1956年宮城県石巻市生まれ。魚座 B型。1978年北海道大学工学部原子工学科卒・北大ではサイクリングクラブ所属。同年、東北電力株式会社入社。主に原子力発電所の放射線管理、品質保証に従事。本稿執筆当時(2011年)は関係会社である東北緑化環境保全株式会社女川支社で品質マネジメントシステムを担当。規制・制約の多い原子力発電所での品質マネジメントシステム構築の経験等を生かして、2010年〜2014年9月までの間、ウェブサイト「マネジメント道場」を主催。趣味は自転車。著書:「大人の自転車ツーリング」(出版社: ラピュータ、2010年発行)。2014年9月7日没、享年58歳。

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