JABが認定料金を一部値下げ

日本適合性認定協会(JAB)は4月1日から新しい認定料金を適用する。認定料金というのは、認証機関に対してJABが行う認定審査の料金のことである。ISO審査の料金が同じ組織規模であっても、認証機関によって、一方で50万円、もう一方では100万円といった格差があるのと同様、認定料金も認定機関によって大きな格差があり、JABの認定料金はUKASなどに比べると相当高い。それが今回、一部は安くなったのである。(もちろんここでは、認定審査の質に対して認定料が高いなどと言っているのではない。単なる他機関とのプライス比較である)

「そんなことが、組織に何の関係がある?」と思うかもしれないが、あなたの組織の ISO認証書にJABのロゴマークが付いているなら、その認証機関がJABから認定審査を受ける際の認定審査料、維持料などはすべて、あなたの組織が認証 機関に支払っている認証料金から捻出されているのである。なので、人ごとではない。

認定料金がどれくらい安くなったかというと、主な変更点は認定維持(サーベイランス)料金である。認定範囲内事業収入5億円超え、10億円以下の場合は、 従来(2007年制定時)は750万円+5億円超部分×1.0%だったのが、今回は600万円+5億円超部分×1.0%となって、150万円安くなってい る。事業収入が10億円を超える場合も同様の部分が150万円安くなっている。事業収入が5億円以下の場合は、従来は認定範囲内事業収入×1.5%だった のが、今回は同×1.2%に減少している。事業収入の目安は、例えば認証件数が千件を超えていると事業収入は5億円を超えていると思われる。更新認定料金 も、基本審査料や登録料は従来よりも安くなっている。

一方、高くなっている部分もある。例えば、維持料金の中に従来なかった固定料金を今回20万円設定している。また、維持審査の基本料金が、従来は30万円 だったのに、今回は50万円になっている。さらに、初回申請料は従来は50万円だったのに、今回は160万円に跳ね上がっている。なぜだろう? 現状は認証機関が多すぎて、これ以上新規に申請して欲しくないので、あえて高くしたということ?

2件のコメント

  1. 中尾さん、こんちは。
    なぜか興味がわき、HPにある平成20年度の収支計算書(民間企業でいう損益計算書ぽいもの?)を見てみました。
    収入の部に、MS認証機関の項目で、数億の収入があります。
    でも、支出の部にもMS認証機関の項目で、数億(収入より多い)の支出があります。これは何なんだろう?
    収入計ー支出計が、1億ほどの黒字(民間企業でいう経常利益?)になっていますが、法人税は、△3千万円になっている。つまりお金が還付されています。
    さらに独立監査人の監査報告書に監査法人名は記載されているが、監査執行した会計士の氏名は記載されていません。
    私は財団法人のことをあまり知りませんが、いったいどうなっているんでしょうか?
    ややこしくなりそうなので、ブログで公開しない方がいいのかもしれないけど。

  2. イソハドーグさんへ
    <ややこしくなりそうなので、ブログで公開しない方がいいのかもしれないけど。
    大丈夫だと思います。JABの広報の方って、すごくオープンで気さくですから。なので、今回のイソハドーグさんの疑問点をJABに聞いてみますね。私も聞きたい点ですから。回答を得られたところで、このコメント欄でご報告します。

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