認定審査で公的審査員資格は問われない

認定機関は、認証機関の認定だけでなく、いわば公的審査員資格の付与を行う審査員評価登録機関の認定も行っている。しかし、認証機関を認定する基準の中には、認証審査には、認定された審査員評価登録機関のおいて登録された審査員を審査に使わなければならない、という要求事項はない。公的な審査員資格を持っていなくても、認証機関が「この審査員は審査をするに足る力量を有している」ことを認定機関に実証できればそれでよい。つまり、認証機関が自ら資格認定した審査員を使えばそれでいいのであって、その資格認定の仕組みが認定基準に合致していればOKなのだ。これは正しいと思う。

これが正しければ、では、何のために、認定機関は審査員評価登録機関を認定しているのだろう、という疑問が生じる。日本ではISOマネジメントシステム関連では、ISO 9001審査員評価登録機関としてJRCAが、ISO 14001審査員評価登録機関としてCEARが、ISO 22000 審査員評価登録機関としてJFARBが認定されている。この3機関は、資格付与機関として認定されているのに、認証機関に対する認定審査において、その付与した資格の有無が問われていないという現状を、どう見ているのだろう。

認定機関が審査員評価登録機関を認定するスキームって、ISO認証制度に必須だろうか?

2件のコメント

  1. >認証機関が「この審査員は審査をするに足る力量を有して
    >いる」ことを認定機関に実証できればそれでよい。
    そのとおりで、実証できるていることが肝要。
    審査員評価登録機関のおいて登録されたことで、審査をするに足る力量を有していることを実証できていないことが問題だと考えます。

  2. 確かに。
    審査員評価登録機関の資格審査は、「主任審査員」資格と言えども書類審査だけなので、実証はむずかしいでしょうね。

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