二者監査代行でJMAとBVが業務提携

日本能率協会(JMA)とビューローベリタスジャパン(BV)が包括的業務提携の第一弾として二者監査代行業務を開始する。この新サービスは「V-CAP(Value chain Customized Audit Program)」という名称で、顧客がサプライヤーに対して実施する二者監査を第三者機関であるJMAやBVが代行するというもの。当面、食品業界のサプライチェーンが対象。

二者監査を第三者機関であるISO認証機関が代行するという業務自体は、すでに主要な認証機関では実施されており、最近では、コカ・コーラ社のサプライヤーを対象にしたグローバルレベルでの二者監査代行が注目を集めた。

また認証機関の包括的業務提携も、初めてのことではない。2010年10月のJACOとDNVとの資本提携による「合同審査」「審査の相互請負契約」は記 憶に新しい。さらに審査に限定した業務提携では、JABが設立される前、つまり20年以上前には、グローバルに活躍する外資系認証機関と日本の認証機関と の間の「合同審査」は数多く行われた。「業務提携」は、制度の伸長期には出てこないが、草創期と成熟期には出てくるものらしい。

JMAは、「FOODEX JAPAN」や「食品安全シンポジウム」などを毎年主催しており、食品業界とのパイプが強い。一方のBVは、ISO/TC34/SC17(食品安全マネジ メントシステム)の議長としてJacob Færgemand氏を出しており、FSMS規格の開発・改訂の中枢に位置すると共に、食品分析機関も含めた総合的なサービス力を持っている。

ISO 22000の国内認証件数では、BVがトップで92件(JABの2012年3月末集計による)。以下、JQA・79件、SGS・65件、JUSE・57件、JMA・44件と続く。