JARIのEMS審査における「技術専門性」とは?

nishina.jpg日本自動車研究所認証センター(JARI-RB)は1996年に設立、自動車業界の差し迫った環境ニーズに対応すべく、まずISO 14001の認証事業をスタートさせた。EMS審査員の力量を、産業分類で分けず、独自に「工程」という考え方を導入、工程ごとに技術専門性を確保する仕組みを作り上げ、認証組織から高い評価を得た。同機関の上級経営管理者である西名秀芳氏(写真)から話を聞いた。

−JARI-RBの他機関にはない特徴は何ですか。

西名 通常、「技術専門性」というと、JABの認定範囲分類に出てくるNACEコード・39分類を想定しますが、私どもが言う「技術専門性」は、工程における技術専門性のことです。例えばカーメーカーの工場には、溶鉱炉、プレス、樹脂成形、塗装等の工程があり、本来、この工場の環境を審査で見るには、各工程独自の技術専門性が必要です。工程というのは、分かりやすい言葉で言えば「プロセス」のことです。前述した39分類だと、カーメーカーなので「22 その他輸送装置」の業界知識があれば、それで審査ができることになっています。このような産業分類で環境を審査するのは問題であると考えたことから、私どもは工程の技術専門性を評価し、その力量を育成する仕組みを持つことにしたのです。これは他機関では類例がないようです。
(詳細はアイソス6月号)