ドンの引退

nisitani.jpgISOマネジメントシステム業界のドン・西谷徳治さんが引退した。

審査機関・日本検査キューエイ株式会社の社長時代に審査機関とのM&Aを3件手がけた。それまでは日本で審査機関のM&Aなんてできるわけがないと誰もが思っていた。2002年1月、北米KPMGのISO業務をBSIが買収し、BSIは北米でISO認証件数トップになった。その余波が日本にも訪れ、BSIとKPMGのM&Aの話が持ち上がったがうまくいかなかった。そのあと2006年4月になって、日本検査キューエイとKPMGのISO審査業務が事業統合。法律専門家であり、過去に民間企業の社長経験もある西谷さんが経営手腕を見せた。そのあと、2件のM&Aが続く。

日本の審査機関の会議体であるJACB(日本マネジメントシステム認証機関協議会)の代表幹事を二度務め、ISMS審査機関の会議体であるJISR(情報マネジメントシステム認証機関協議会)の代表幹事も務めた。日本検査キューエイの社長から会長になった時、「公職に尽力する」との発言があったが、その言葉通り、今年4月、両協議会の代表幹事を兼任しつつ、両機関の組織統合を実現させた。

やるべきことをやり終えた西谷さんは、7月29日のJACB総会で代表幹事の任期を終えた。日本検査キューエイでも会長から相談役になった。JACB総会の懇親会でお会いしたが、始終、笑顔満面だった。

4件のコメント

  1. 経営とは何かが分かった上で、手腕を振るう経営者と仕事ができると、達成感ありますよね。
    日本企業は結果だけでなく経過も大事にするが、外資は成果主義。外資は成果が出せないと、即刻判定がくだされると思われていますが、それにはそれの理屈が有ります。多くの外資系日本企業の経営陣は、相手の文化、理屈を理解しようともせず、自分のクビだけを心配していたり、本社が変だと文句を言っていたりしますよね・・・。
    成果が出せない時、なぜ成果が出せないのか、相手が納得できるように実証することなく、成果が出ないことへの言い訳に終始。下には、利益を上げるために、1円も無駄にするなとギュウギュウ責める。結果、中間管理層も、見てるのは上の顔色(それぞれの部下の力量によって、どう使ったら、パフォーマンスを出せるかなんて考えてられない。だって、自分も危ないんだから・・・)。
    顧客でもなければ、従業員でもない。
            ↑
    外資系企業に限った話ではないかもしれませんね。
    成果として要求されているのは、確かに利益の数字ですが、利益を出すためには、何をすべきか?まさにMSのモデルまんまなんですけどね。目標達成のために、「コスト削減」だけではないでしょう。組織横断で、誰が、いつ(いつまでに)、何を、どうすることで、目標を達成しようというプランニングを行い、前者に展開され、末端の従業員まで自分が何をしたら会社の利益が向上し、自分の報酬も良くなるのか?について知らしめている会社は、どのくらいあるのでしょう。
    経営者が、適切な経営手腕をふるっている組織は、従業員のモチベーションもカスタマーロイヤルティも高く、その結果として、利益率も高い。と、思っています。
    そういう経営者と仕事がしたいですねぇ・・・。

  2. TOMOさんへ
    <経営者が、適切な経営手腕をふるっている組織は、従業員のモチベーションもカスタマーロイヤルティも高く、その結果として、利益率も高い。と、思っています。 そういう経営者と仕事がしたいですねぇ・・・。
    そういう経営者と一度一緒に仕事をした経験がある人の言葉だなあ。審査員やコンサルタントの仕事は、経営者に会う機会が他の仕事よりも多いと思いますので、再びリスペクトできる経営者に出会う機会があるかもしれませんね。

  3. 西谷さんが、勇退とは、とても残念です。。
    私が原田伸夫師のほかに、一番、畏敬する方です。
    もっと、本音でお話がしたかったし、教えて欲しい事がありました。
    すこし、競合として、マークされ、辛いときがありましたが、紳士的で機知に富んだものでした。
    番町小学校、麹町中学、日比谷高校、東大法学部現役合格、
    在学中に、司法修習生合格と、まさに、エリート中のエリート。。
    話には聞いてましたが、ほんとに、居るんだなとおもいました。。
    お仕事では、現場やクライアントの動きから、目をはなさず、ご自身で、動かれてました。。。
    製造業ご出身らしい、スタイルです。。
    ビジネスゲームのように、人、サービス、金を扱う、最近の経営姿勢ではありませんでした。
    よくセミナーでお見かけし、あつかましく、お声をかけさせていただきました。。
    同僚のhonoと、お食事をとらせて、頂いたのは数回も
    あります。
    いちど、たっぷり、みなで、お話を聞きたいものです。。

  4. 朋友さんへ
    原田さんと西谷さん、畏敬するお二人が勇退されました。
    一つの時代が終わったという感じです。

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