審査アンケートの今昔

私は以前から、審査機関が受審組織にお願いして書いてもらう「アンケート」なるものに不信を抱いていた。このアンケートは、審査に対する評価、意見、感想などを、選択式あるいは記述式で回答するというもので、組織の事務局や管理責任者が書く場合が多い。だが、果たしてこういったアンケートを受審組織が本音で回答するだろうか?

今日、ある審査機関の審査部長さんにお会いしたので、このアンケートについて、私の不信感を述べてみた。
「審査機関に対して、やはり悪いことは書きにくいでしょう。次回も審査があることだし。本音は書かないのではないですか?」
「確かに、審査員のことを『先生』と呼んでいた時代は、そうだったと思います。ですが、競争の激しい今は、もう全然違いますよ。アンケートには手厳しいことをどんどん書いてこられます」

その審査機関は、アンケートの選択式の評価項目で点数が低かったり、記述式の項目で評価が悪かったりすると、企業サポート専門の担当者が必ずその受審組織にコンタクトをとり、事情を聞いて対策を取る仕組みになっているという。

アンケートを書く方も、アンケート結果に対応する方も、昔とは随分変わったようだ。これは一度、きちんと調べなければなるまい。