審査員に気づかせる審査

目覚ましの音を消して、また寝てしまいました。
ほんの10分程度だと思いますが、審査員になった夢をみました。

ある組織に私は審査員として訪問しています。
どうやらツアーで、現場を回っているようです。

最初に訪れた製造ライン。
職場の人たちが作業をせずに、腕組みをして、こちらをにらんでいます。
「何でも質問してみろ。受けてやるぜ」
そんな感じで、構えています。

 

ヤレヤレ、と思いながらスルーして、歩き続けると、
1人、目を伏せている作業者がいます。
明らかに私とのコンタクトを避けているようです。
「おっ、この人だな」と思って近づき、インタビューを始めました。
ビンゴでした。
この人は、決められた手順とは違った仕方で仕事をしていましたし、
この作業に必要とされる定められた力量を明らかに持っていない人でした。
これを見つけた時の私の喜び! わかっていただけるでしょうか。
もうすぐにでもツアーを引き上げて会議室に戻り、
事務局の方に本件を報告したくて仕方ありません。

次の現場に入りました。
ここでは、みんなきちんと作業をしていて、表情も自然です。
「ノーヒントか」と思いながら、ある人にインタビューをしてみました。
不適合も観察事項も、何も見つかりません。
ちょっと、焦ってきました。

さらに次の現場へ。
ここでも何も見つかりません。
少しイラついてきました。

とうとう最後の現場です。
何も見つかりません。
もう完全に頭に来ました。

会議室に戻り、事務局の人に怒りをぶちまけました。
「なんなんですか、この会社は。私に何も気づかせてくれないじゃないですか。とんでもないですね、まったく。もう、いいです。契約を打ち切らせていただきます。受審組織は、何もおたくだけじゃあないんですから」
そう言って、私はその会社のドアをバーンと閉めて出て行きました。

そのドアの音があまりに大きかったので、目が覚めました。
それは息子が寝室のドアを開けた現実の音でもありました。
「お父さん、遅刻するよ!」

ああ、えらいことしちゃった!
どうしよう、どうしよう。
審査報告書も書かずに、飛び出しちゃったよお。
ああ、そうか。
俺、審査員じゃないんだよね。
そうだった。
よかった、よかった。
でも、なんか罪責感が残るなあ。
ほんとにやっちゃったような、このリアル感。
夢なのに。

1件のコメント

  1. おもしろい!
    私はずっと受ける立場でした。
    審査する立場で観ないと公平ではありませんね。
    反省!(サル以下だった・・・コンサル以下のつもりはないけど)

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