Food Safety Day Japan 2013(2) Codexからのプレゼン

codex.jpg昨日に続いて、GFSI(Global Food Safety Initiative)主催による「フード・セーフティ・デー・ジャパン 2013」の初日の模様を報告する。冒頭のイブ・レイ氏の講演に続いて、FAO/WHO 合同食品規格計画 コーデックス委員会 シニア・フード・スタンダード・オフィサーのトム・ヘイランド氏(写真)が「規制の等価性:グローバルに考え、ローカルに対応する」をテーマに行った講演の概要を紹介する。
GFSIがCodexにオブザーバー参加
【トム・ヘイランド氏の講演】

(冒頭にCODEXのコンセプトを示すビデオを3分間放映、その後講演に入った)ジェームス・ボンドが登場して50年になるが、コーデックスも創立50周年を迎えた。我々もボンドと同様、予防のために戦っている。地味だが重要な仕事である。安全で良い食品を提供することが我々の目標である。

コーデックスの設立目的は、①消費者の健康を守る、②公正な食品取引慣行を確保する、③食品規格作成作業すべての調整を図ること、④国際食品規格を策定並びに更新することの4つである。1963年時点では、コーデックスには30ヵ国、120人が参加していたが、2013年時点では、それが147ヵ国、643人にまで増えている。 我々は、国際食品規格(Codex Alimentarius)をすべて無償で提供している。我々は任意の勧告を行っている。任意ではあるが、WTP SPS協定で参照している。2063年(50年後)の姿として我々は、人口増加、国境を越えた食品移動の増加、世界市場に参加する国の増加、さらなる多様化、健康・安全に対する人々の意識向上、整合化されたルールの必要性などがさらに高まると予想している。

コーデックスを適用した成功事例を紹介したい。ウガンダでは、水産物加工業者がCODEX-HACCP規格を導入し、衛生状態を改善した。その結果、輸出が盛んになり、国民の生計が改善された。また、インドのケースをビデオで紹介したい(ビデオでは、コーデックスに準拠した有機農法を行っているインドの農家夫婦の事例を紹介。コーデックスに準拠していることで、インド内外のマーケットから高く評価されており、インドの有機農法には明るい未来があるという内容)。

コーデックスでは、さまざまなレベルで、グローバルに考え、ローカルに対応するための地域調整部会が設置されている。特に、アジアはコーデックスの中で非常に大きな推進力になっている。

現在、大きな課題としては、国によって慣行、ニーズ並びに能力などが異なることから、国によって異なる規制の同等性を考える必要があり、そのための議論を展開中である。新たな議論として、食品管理システムの規制運用状況のモニタリングを検討している。2014年には新しいコーデックス規格の議論が行われる予定である。

コーデックスとGFSIは、設立経緯は異なるものの、共通の価値観を有しており、将来に向けて共に協力していきたい。なお、数ヵ月後には、GFSIがコーデックス委員会のオブザーバーとして参加できるようになると思う。現在、コーデックス事務局の承認を待っているところである。