4月4日〜5日に開催された「ISO-Management System 研修合宿 in 仙台」(いそいそフォーラム東北支部・メーリングリストおうでぃとうぇい・審査道無風流共催)に参加しました。今回の参加者は11名。内容については門外不出なので、各プレゼンで印象に残った点のみ書いておきます。
一番最初に朋友さんがISO 10002の解説をやってくれました。規格解説ってたいてい眠い話になるのですが、朋友さんは聞き手を全然退屈させません。規格に関連して、いろんな事例紹介や世間話をされるのですが、それがおもしろい。やっぱ、一流の営業マンだなあ。
古川の金ちゃんは、趣味と実益を兼ねてある会社をコンサルした話を披露。イケイケドンドンの社長が、自分が突っ走ったあとに、社員が続いて登っていけるような階段を作らなかった、という話が印象に残りました。
続いて私のプレゼン。アイソス用の編集企画3本を参加者の皆さんに評価していただきました。その結果は、今後のアイソスに反映されると思います。
以上が初日に行われたプレゼンで、翌日の午前中は、まずTOMOさんが、ISO 22000(!)の話をしてくれました。この間までTS2のTOMOさんかと思いきや、今度は22000のTOMOさんでした。契約先の審査機関側の腹は たぶん「この人は新規分野でも物怖じしないから、今度は食品安全をやらせてみよう」ってことでは?
最後に家元さんが、無風流道場で実施している「是正処置ワークショップ」の内容を紹介。そのあと、実際にケーススタディを使って、不具合事象から、問題特 定→原因特定→再発防止策までを演習してみました。この作業は、問題特定をきちんとやっておかないと議論が拡散することを是正処置ワークショップで経験済 みです。なので、けっこう時間を使って参加者のコンセンサスを得ながら問題特定を行ったことから、→原因特定→再発防止策への進行は比較的スムーズでし た。議論の仕方が明らかに進歩しています。
夜の懇親会での議論も盛り上がったのですが・・・覚えていません。
朋友です。
始まるまえに、中尾さんに、”さんて、セミナーするの?”
って質問もらいました。
私の師匠は、原田伸夫さんですので、コンサルもセミナーもやるんよ、
って答えました。
身振りも手振りも、原田尊師そっくりだと言われてましたよ。
私はひどく気が小さく、セミナーの前は、寝付けないです。
なにを悩んでるかといると、自分の経験や感性から、
規格の中身を”ガッテン”しようとしてます。
口語で理解し、話をして、参加者の体験に添って説明できれば最高です。
ISO10002の苦情マネジメントの意義なども、ケネデーさん消費者の権利保護原則や、ラルフネーダーの消費者主義運動、PL法をたすだけで、ぐっと重みがつくと、勉強しながら、感じました。
ISO22000食品安全は、米戸靖彦さんが、CD2の段階で、
ISO9001に混ぜて、構築してます。
いわゆる製造業の品質管理とも違い、びっくりして勉強を開始したもの。
微生物コントロールや、衛生管理(ハイジーン・コントロール)は、いくら座学をしても、感性で理解できないのです。
昨年末に、このUKサイドの五日間・審査員コースを受けたら、審査員を抜いて、一番でした。
合格率五割。
しかし、たぶん、私は、審査現場ではできないでしょう。。
UKは、IRCA認定コースを信用してないし、ローカル審査員も信用してないのです。
中国の食品事故もあり、審査員採用、審査内容をいい加減にさせないようです。
ISO9001は所詮、お茶お花の世界かも。
不適合の出し方や、管理が、ゆるいままでは、
ISO22000の審査はできない。
”技術的見識、経験、系統的学習”を前提にしてないと、
笊審査になります。
UKサイドが審査員やスペシャリストに認定しないです。
ISO22000は、結果オーライの食品製造にリスクアセスを通じ、科学的論拠をプロセスに求めてます。
honoさんが、リードチューター(主任講師)に推挙されて、英国に派遣される話がてます。
IRCA審査員登録はされてますが、社内認定はこれからの段階で、たかくジャンプできました。。
UKでは審査しなくても、主任講師ができます。
質問の仕方、オーデットトレール、指摘の有効さなどに
重きがお置かれてます。
honoさんは、ここら辺りの実力が一流のようです。
アジア全域をカバーするリードチューター候補生です。
朋友 独曰
みなさん、おばんです。門岡 淳です(^-^)仙台合宿ありがとうございました。私もチト独白・・・・・・・
>この作業は、問題特定をきちんとやっておかないと議論が拡散する
→参加していて、何をしたいのかなあ?と思っていました。現実に起きる不適合は世界で唯一無二の不適合です。事実が特定されていない問題では真の原因も不明確/ぼやけますし、是正処置も的外れになります。ケーススタディには不適合を特定する必要かつ十分な情報が必要です。具体的には考えられる是正処置(候補)すべてを導ける情報が必要です。と、不適合の影響の大きさも重要な要素ですね。組織は不適合の影響の大きさにより是正処置の採否を決めますから。
「声の大きい人が勝つ。同時に話し始めた場合、途中で話を降りたほうが負け。人が話している途中で、横入りで話し始めても構わない」
これは、まともな話し合いではマナー違反ですが、いそいその会議って、まさにこれですね。今回の仙台合宿もそうでした。まあ、野性的で、嫌いではないです。なんせ、闘論ですから、ぼやっとしていたら、話す機会は永久に回ってこない。
仙台合宿行きたかったなぁ
毎回、何かしらの気づきがあって、楽しい会なのに。昼の部も夜の部も。
今回は、どうしても外せない所用があって、行けなかったけれど。
仙台はいけなかったけど、次のWSは、参加できると思います。
それを楽しみにしています。