ISO 50001は今後の規格開発の見本になる

terada11.jpgISO/TC207(環境マネジメント)とISO/PC242(エネルギーマネジメント)の両方の委員を務める寺田博さん(IMSコンサルティング取締役)にお会いしました。寺田さんによると、現在ISOのJTCG(Joint Technical Coordination Group/合同技術調整グループ)というところで、あらゆるマネジメントシステム規格に共通して使用すべき基本構成要素や用語について審議が行われており、規格の構成要素については基本合意がとれているそうです。このグループには、ISO 9000を審議しているTC176や、ISO 14000を審議しているTC207をはじめ、食品や情報セキュリティなど、ISOマネジメントシステム規格を審議しているさまざまな技術委員会のメンバーが参加しています。

合意がとれている構成要素は、マネジメントシステム規格は次のような6つの章立てで作成しようというものです。

・組織の状況 (適用範囲など)
・リーダーシップ及び計画 (方針、責任と権限、目的、計画など)
・支援要素 (経営資源、力量・訓練、コミュニケーション、文書管理など)
・運用 (運用管理、不適合管理など)
・パフォーマンス評価 (監視・測定・分析、マネジメントレビューなど)
・改善 (是正処置、予防処置、継続的改善など)

寺田さんはこの6つの要素を非常に重要視しています。というのも、「ISO 9001やISO 14001の次期改訂版には、おそらくJTCGの基本構成要素が採用されるだろう。それであるなら、現在作成中のISO 50001(エネルギーマネジメントシステム規格)は、今からJTCGの基本構成要素を取り入れたほうがいい。取り入れた上で、良い規格に仕上がったとすれば、ISO 50001は、今後のISOマネジメントシステム規格づくりの見本になる」(寺田)からです。

2件のコメント

  1. みなさん,おばんです。門岡 淳です(^-^)変なトコ?にコメント。ふむふむ6要素・・・
    ・リーダーシップ及び計画→PLAN
    ・運用 →DO
    ・パフォーマンス評価 →CHECK
    ・改善 →ACT
    ・支援要素→PDCAを実行するための基盤/基礎
    とすると・・・・・
    ・組織の状況
    が6要素に入ってくるのが・・・・・よく理解できない(^-^)ムム。SCOPE(組織/マネジメントシステムの目的?)なのだろうか?。

  2. 門岡 淳さんへ
    <SCOPE(組織/マネジメントシステムの目的?)なのだろうか?
    鋭いとこ、突いてこられますね。JTCGの提案では、「組織の状況」については、サブタイトルが付いていて「組織及び組織へのニーズ、マネジメントシステムのスコープ」となっています。

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