【ISOS Review】 ISO 9001次期改訂に対する日本の意見

3月15日、ISO 9001:2008の見直しについてISOで投票が行われ、「廃止:0票、改訂・追補:34票、確認:22票、棄権3票」という結果となり、「改訂」の方向性が決まった。そのあとすぐ、改訂内容を審議するWG24が編成作業が開始され、5月15日にはメンバーが決まる。そして6月18日からスペインのビルビオでWG24の第1回会議が開催され、正式に改訂審議がスタートする。

この会議に、日本はISO 9001改訂の基本的な方向性について、ポジションペーパーを提出する予定だ。このペーパーでは「ISO 9001に基づくQMS認証が顧客にとって価値を持ち続けるために」最低限必要な検討事項として下記の3点を挙げている。

(1)製品およびその提供にかかわる固有技術の獲得・向上に関するより明確な要求事項の追加。
(2)不適合や事故・不祥事の主な原因となっている知識・スキル不足、意図的な不遵守、意図しないエラーを防ぐ仕組みに関するより明確な要求事項の追加。
(3)製品の品質を示すパフォーマンス尺度にかかわる計画、実施、チェック、改善についてのより明確な要求事項の追加。

さらに、この3点について、それぞれ、どの条項をどのように変えるべきかを詳細に提案している。

このポジションペーパーは6千字近い長文なのだが、アイソス6月号(5月10日発行)にその全文が掲載されている。