次男から電話がかかってきた。
ヘルパーになって介護施設で働きたいという。
コンビニでアルバイトをしながら高齢者向けの移動販売や宅配サービスをしているうちに、いろんなご老人と親しくなった。
自分は高齢者と話が合う。
高齢者向けの仕事が自分に向いているかもしれない。
そう思ったらしい。
一方、私は凡庸なる父親である。
「そうか、頑張りなさい」と言って電話を切ったものの心の中は憤懣やるかたない。
家族みんなで晩飯を食べている時に、ついそれを口にしてしまった。
「これまで大学に支払った高額な授業料はどうなる? 数学科のくせに、数学を全然就活に生かしとらんじゃないか!」
すると三男がすかさずこう言った。
「そんなことありませんよ、ダディーさん! この4年間はきっと圭ちゃんの人生にとって役立つに違いありません!」
せっかくのツッコミなので父親として応えなければならない。
「いやはや、これは浅薄なことを申しました。自分の器の小ささに恥じ入る次第です」
そう言って三男に頭を下げた。
食卓にいるみんながどっと笑った。
特に妻と娘は柏手を打ちながら笑っている。
この柏手は「最高におもしろい」という意味なのである。
パチパチパチ\(^-^)/
圭ちゃんに,三男くんに,奥さんに,娘さんに,中尾さんに\(^-^)/。
このパチパチパチは最高に「素晴らしい」という意味なのである。
ありがとうございます! ううっ!(嬉泣)
将来、親子で介護業界のMSで語り合える楽日が来るかも。
三男さんは立派な事を言われますね。
つっこみ入れる彼も楽しみですね。
<将来、親子で介護業界のMSで語り合える楽日が来るかも。
なるほど! そんな日が来ることを期待します!
病院にはQMSのてこ入れが進みつつありますが、介護業界も必要でしょうね。