父の命日に

父が若い頃
山行きの電車に乗って
捕虫網の棹を入れたケースを持っていると
よく相席の客から
「釣りですか?」
と聞かれたそうである。

釣りじゃないというと
じゃあそれは何だと聞く。

棹だというと
何の棹だと聞く。

捕虫網の棹だというと
何を捕るのかと聞く。

蝶だというと
「ほお」といって相手はあきれ顔になる。

60年くらい前
大きな捕虫網のついた棹を持って
里山をうろついている父の姿を思い浮かべると
気持ち悪くもあり
うらやましくもある。

2件のコメント

  1. 平日は帰りが遅く、週末子供は少年野球に行くので親子の会話ができていないことにふと気づきました。
    そういえば少年野球のコーチの人が言ってました。
    「子供と遊んでやれるのも小学生の間だけですよ」と!
    唐突に子供の心に残る何かしてやりたいと思いました。

  2. おっ! お子さんは少年野球をやっておられる。いいっすねぇ〜。
    たぶん年に1度くらいは父兄を交えた野球大会のようなものをやっておられると思うので、ぜひお父さん、参加してください!(貴野球チームの回し者より)

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