メスグロヒョウモンの日

近所の家に咲いているコスモスに
ヒョウモンチョウが数匹飛来しています。
羽の一部が黒っぽいことに気づきました。
「ひょっとして、メスグロヒョウモンでは」
すぐに自宅に引き返し、カメラで撮影しました。

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黒っぽいから、メスグロヒョウモン。
すぐにそう思い込んでしまったのは、
茂木健一郎さんの随筆「メスグロヒョウモンの日」の影響です。
文庫本「生きて死ぬ私」に収録されています。
茂木さんは年に何 冊も本を出している人ですが、
まとまった形の作品としては、
理系では「脳とクオリア」、
文系では「生きて死ぬ私」が、処女作です。
その後の茂木さんの本も時々読んでいますが、
この2冊を超える感動はまだ経験していません。

父の形見の「原色日本蝶類図鑑」(1954年発行)で、
撮影した蝶を調べてみると、
飛来していたのは「メスグロヒョウモン」ではなく、
「ツマグロヒョウモン」でした。
(写真:黒と白の模様があるほうがメス、そうでないほうがオス)
「ツマグロヒョウモ ン」の解説文を読んでいくと、
「10〜11月コスモスの花に飛来する」と書かれた個所に、
父が赤鉛筆でアンダーラインを入れています。

「彼岸」らしい1日でした。