湾岸戦争前のボッシュ

20年前の今日の日記を見ると、私は某業界紙の編集部にいて、ボッシュ日本支社の代表であり、営業本部長でもあるクラウス・ベッカーさんを取材している。

当時、ベッカーさんはイラク情勢の分析に非常に力を入れていた。「必ず大きな戦争になる。当社は、最悪の事態を想定して対処しているところだ」と厳しい表情で語っていた。

当時の日本では、「大きな戦争になるのか、それともならないのか」ばかりが話題になっていたように思う。「実際に大きな戦争になった時はどうすればいいのか」まで考えていた会社はどれだけあっただろう。取材翌月、湾岸戦争が始まった。いい人物に会えたと思う。