推薦図書『ゴーイングコンサーン』

370-20110819kobayashi.jpgプロセス管理とリスク管理との折り合いをどうつけるか、これについて悩んでいる方は多いようだ。特に、ISO 9001を導入したあと、EMS、FSMS、OHSMS、ISMSといったリスク系MSを導入した企業は、統合MSの再構築を考える時に、この問題にぶつかる場合がある。このほど発行された書籍『ゴーイングコンサーン』は、このプロセスとリスクの悩ましい問題に一つの解を与えてくれる。

著者は小林久貴さん(小林経営研究所代表取締役:写真)。地元・名古屋では某機関の研修講師をやっておられるので、ご存知の方も多いだろう。最近の「アイソス日記」では、5月30日に開催されたJAB/ISO 9001公開討論会でWG2の主査として紹介している。

著書のタイトルである「ゴーイングコンサーン」とは、簡単に言えば「企業永続」。企業永続は、顧客に高い価値を提供し続け、組織に残留するリスクを小さくすることで実現できる。高い価値を提供し続けるのがプロセスアプローチであり、リスクを小さくするのがリスクアプローチである。この複眼アプローチによるゴーイングコンサーンマネジメントシステムの構築・維持・監査の手法が本書で展開されている。読んでみて、内容に共感を覚えた方は、本書の巻末に実践のためのフォーマット表が付いているので、自社で活用してみてはいかがだろうか。