アトランタ・ショック! 認定されてこそのFSSC 22000

認定されたFSSC 22000認証でないと、正式なものとは言えない。

正確に言えば、認定機関からFSSC 22000認証に関する認定を受けた認証機関が発行したFSSC 22000認証書でなければ(つまり認定機関のロゴマークが入った認証書でなければ)、公式なものとは認められない。すでに認定を受けた認証機関は、下記の通り世界で11機関あり、それがFSSC 22000という認証スキームの開発・提供団体であるFoundation for Food Safety CertificatioのWebサイトに掲載されている。

Bureau de Normalisation du Quebec
Bureau Veritas Certification
Det Norske Veritas Certification B.V.
DQS GmbH
Hong Kong Quality Assurance Agency (HKQAA)
Intertek
Lloyds Register Quality Assurance
NSF-CMi Certification Ltd
Perry Johnson Registrars
SAI Global
SGS Systems and Services Certification

日本コカ・コーラは2012年を期限としてサプライヤー170社に対し、GFSIが承認した食品安全システム規格の第三者認証取得を要請している。サプライヤーは、GFSIが承認している7種類の規格から選択できるわけであるが、実際は大半がFSSC 22000で認証を取ることが事前アンケート調査で明らかになっている。すでにサプライヤーのうち、ボトラーの28工場はすべて今春で認証を取り終える。

ikomasanでは、その審査はどこがやっているのかというと、上述のリストにある審査機関のどこかがやっているわけだが、このリストに日本の国産審査機関名はない。今後は、コカ・コーラに続いて、食品を扱う大手流通や大手店舗のサプライチェーンの中でFSSC 22000認証が増えてくるかもしれない。それらがすべて海外認定機関の認定による認証になってしまっていいのか。すでにISO 22000の認証サービスを提供している国産審査機関は、そのまま何もしないで見過ごすのか。いや、それではいけない。「アトランタ・ショック」が引き金となって、JABによる認定サービスが7月にスタートする大きな理由の1つが、ここにある。ちなみに「アトランタ・ショック」という言葉は、JABの生駒部長(写真)から教えていただいた。