日本の食品産業の危機的状況

先日、グローバルにビジネスを展開している食品卸の品質保証担当者にお会いしました。仕入先の食品業者はほとんどが中小企業なのですが、最近、日本の中小食品業者の社長さんが、海外展開に意欲を示さないことを嘆いておられました。

「中小企業の社長さんの中には『もう自分の代がもてば、とりあえずはいい。あと20〜30年、売上が減少しても、会社が維持できればいい』と思っておられる方がかなり多いようです。直接そのようにはおっしゃいませんが、接していると、ヒシヒシとそう感じられます。中国やタイでは、輸出に関わる食品業者はIFSかBRCの認証はほぼ取っています。HACCPはもちろん必須です。つまり、アジア全体で見ても、1.3億人のパイをみんなで奪い合い、外に目を向ける中小企業がほとんど出てこないという日本の食品産業は、危機的状況だと思います」