Food Safety Day Japan 2013(3) 消費者庁長官の活動報告

Anan.jpgGFSI(Global Food Safety Initiative)主催による「フード・セーフティ・デー・ジャパン 2013」の初日の3人目のスピーカーは、消費庁長官の阿南久(あなん・ひさ:写真)氏である。講演テーマは、「食品表示法」制定と消費者庁の課題 〜基準づくり、消費者教育・啓発、リスクコミュニケーション〜」。

60本ある表示基準の統合化に着手
【阿南久氏の講演】

消費者庁は創設4年になる。消費者の安全は消費者庁の最も重要なテーマである。「食品表示法」を今年4月に国会に提出し、6月28日に交付された。これは、食品の表示に関する規定を統合したものである。これから基準を作っていくことになる。食品表示法の目的は、食品を摂取する際の安全性及び一般消費者の自主的かつ合理的な食品選択の機会を確保することにある。

これからやるべき活動は、食品表示基準づくり、同基準の遵守、既存の表示基準の整理・統合と検討である。これから60本ほどある基準を統合していくことになるので、大変な作業になる。みなさんの意見を聞きながら、しっかりしたものを作りたい。

消費者庁の平成25年度の重要課題は、「消費者向上の総合的支援」「地域力の強化」「消費者の信頼の確保」等である。特に「消費者向上の総合的支援」では、食品と放射能に関するコミュニケーションの強化、風評被害に関する消費者意識の実態調査、食べもののムダをなくそうプロジェクトの推進などに積極的に取り組みたい。最後に、食品の安全・安心の確保は、消費者と事業者と行政との学び合いと協働によって実現できる。みなさんの積極的な参加と提案をお願いしたい。