毎月の品質会議をMRにすればいい?

「モノづくりの会社であるなら、たいてい毎月品質会議を開いておられるでしょう。そこには経営者も参加しているはずです。だったら、それがマネジメントレビュー(MR)じゃないですか」

コンサルタントや認証機関の方が、プレゼンや記事で上記のような発言をするのを、よく見聞きすることがあります。今では、別に目新しいアイデアではありません。ただ、私にとって、そういったことが社内で議論されている企業に巡り会ったのは、今回が初めてでした。

その会社では毎月、品質に関する検討会が開催され、経営者も出席し、その都度問題点が洗い出され、経営者から指示が出ます。「だったら、毎月の検討会をMRにすればいいじゃないか。何も別個にMRを開催する必要はないだろう」という意見がある部署から挙がってきたそうです。それに対して事務局側は次のように説明しています。

「当社は毎月、品質に関する会議を行い、経営者はその都度このようにしなさいという指示を出していますが、自分が出した指示をずっと覚えているわけではありません。これは微分的な会議であって、毎月の会議を集約する積分的な会議は、やはり必要なのです。それがMRというイベントです。そこでは、一定期間を経た会議結果の評価、見直しが行われますし、社長監査や内部監査の結果もインプットされることで、次期経営計画のベースが作成されています」